
【動画】ジョコビッチ優勝!ナダルに並ぶ!
男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/レッドクレー/ATP1000)は12日、シングルス決勝戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチが第8シードのS・チチパスを6-3,6-4のストレートで下し、2016年以来3年ぶり3度目の優勝を果たしました。
第1セット、立ち上がりピリッとしないチチパスに対し、ジョコビッチはいつも通りの安定プレーでミスを引き出し、先にブレークに成功すると、リードを守ってまず先制します。第2セットに入ってもギアが上がらないチチパスでしたが、意地を見せてついていきます。しかし、勝負所の第9ゲームでジョコビッチがついにブレークに成功。今大会快進撃をみせたチチパスでしたが、決勝戦で力尽きました。
今大会1セットも落とさずに優勝したジョコビッチは、ATPマスターズ1000でR・ナダルに並ぶ歴代最多タイの33回目のタイトル獲得となりました。一方のチチパスは、ATPマスターズ1000で初タイトル獲得とはなりませんでした。
ジョコビッチは試合後「最高の大会だった。ATPの中でもテニス界でもグランドスラムに並んで我々が行う最大の大会。これは最高に大切で素晴らしいものだ。」とマドリッド・オープンを称賛しました。
また、全豪オープン以来のタイトルですが・・と聞かれ、「とても嬉しい。全豪の勝利は私に自信をつけるうえで、とても重要なものだった。オーストラリア以降、ベストのテニスができなかったから、この大会でまた勢いを取り戻したいと思っていた。良いスタートが切れて、大会を通して1セットも落とさなかった。それは非常に喜ばしいこと。ここでは自分のベストのテニスができていた。この流れをローマでも続けられることを期待している。」と喜びを語り、続けて「チチパスはとても才能がある選手。ラファを昨日倒したし、その試合は深夜に終わったはず。とても遅い試合だったから、彼は昨日の夜の試合ほどのダイナミックな動きを今日はしていなかったように見えた。それはきっと長い試合をしていたからだろう。それでも彼は素晴らしい1週間を送ったと思う。」とチチパスを称えました。
一方敗れたチチパスは、「彼は勝者に値する。信じられないようなプレーだった。僕はあまりできることがなかった。肉体的に万全ではなく、足が気持ちについて来なかった。色んな所に疲労や痛みを感じていた。そしてもちろん彼は賢いプレーを選択した。それについて僕は解決策を見付けられずに終わってしまった。」と試合を振り返りました。
それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください!