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【動画】チチパス、4度目の挑戦でついにナダル撃破!

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/レッドクレー/ATP1000)は11日、シングルス準決勝が行われ、第8シードのS・チチパスが第2シードのR・ナダルを6-4,2-6,6-3のフルセットで破り、ATPマスターズ1000で2度目の決勝進出を果たしました。

第1セットから両者激しい打ち合いとなりましたが、より攻撃性に優ったチチパスがまず先取します。しかし第2セットはより調子を上げてきたナダルがチチパスを圧倒。1セットオールとなり、勝負の行方はファイナルセットに持ち込まれます。

第2セットで圧倒されたチチパスでしたが、最終セットではまた息を吹き返し、ナダルに襲い掛かります。攻撃的なプレーで主導権を取ったチチパスは、先にブレークしてさらに加速すると、その後も2度のブレークを追加。クレーキングナダルから1セットで3度ものブレークに成功し、2時間34分でナダルから初勝利を挙げました。

チチパスは試合後「この勝利はとても大きな意味がある。今日は自分のプレーを発揮できて、本当にうれしい。今シーズンで最高のプレーできた。ゾーンに入って戦うことができた。持てる力を最大限に出して戦うことを楽しんだ。そんなテニスができたことは、最高の気分。今日の勝利は信じられない。」と喜びを語りました。

一方敗れたナダルは「万全の体調で正しいテニスをし、そして高いレベルのテニスをしなければいけない。まだクレーが2大会残っており、その大会でもチャンスはある。どうなるかやってみたい。このサーフェイスでたくさん勝ってきたが、今年はそんな感じではないし、優勝していない。それを受け入れる必要があるし、当然受け入れなければならない。でも、それらを受け入れることは、何かを変えようとするということではない。」と語り、また「これまでの人生は優勝を普通のこととして受け入れていたと思う。敗戦に対しても同じようにするだろう。それが普通だし、自然と受け入れるだろう。」とコメントしました。

そしてもう一方の準決勝は、第1シードのN・ジョコビッチが第5シードのD・ティームを7-6,7-6のストレートで下して決勝進出を決め、3年ぶり3度目の優勝に王手をかけました。第1セット、第2セットともにティームが主導権を取って先行する展開でしたが、いずれもジョコビッチらしい粘りと安定感で逆転し、2セットで2時間越えという大熱戦を制しました。

それでは準決勝のハイライト映像をご覧下さい!

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