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【動画】ネクスト・ジェネレーションファイナルズ、18歳の新星シナーが優勝!

男子テニスの21歳以下最終戦ネクスト・ジェネレーションATPファイナルズ(イタリア/ミラノ/インドアハード)は9日、シングルス決勝戦が行われ、第8シードのJ・シナーが第1シードのA・デミノーを4-2,4-1,4-2のストレートで破り、優勝を果たしました。

決勝戦、18歳・地元イタリアのシナーは、第1セットを勢いよく先取すると、第2セットは20歳のデミノーに握られた7本のブレークポイントを全て凌ぐ勝負強さをみせて連取。勢いを増したシナーは第3セット、ファーストサーブからのポイント獲得率で89パーセントの高確率を叩き出し、世界ランク18位のデミノーに1度のブレークチャンスも与えることなく、1時間4分で完勝しました。

シナーは試合後「こんなに多くの応援の中で試合をしたのは初めてだった。とてもハッピーだった。試合を重ねるごとに、プレーの質が上がっていった。それが大事だし、それを求めていた。今日は立ち上がりから調子が良かった。」と振り返り、また、「信じられないような1週間だった。自分は最もランキングの低い選手だったから、この結果にはとても驚いている。」と語りました。

一方、2年連続の準優勝となったデミナーは、シナーについて「彼はとても誠実で謙虚で、こんなことが起こる前と同じ人間。今後、彼には確実に良いことが起こるだろう。」と称賛しました。

シナーは、今年8月に18歳になったばかりの新星。今年1月の世界ランクは553位で、ATPツアーの1つ下のチャレンジャー大会どころか、もう1つ下のカテゴリの大会を主戦場にしていた選手でした。しかし、2月のチャレンジャー大会で優勝して300位台、4月のチャレンジャー大会で準優勝して200位台、7月末からのチャレンジャー大会で優勝して150位以内、と、どんどんランキングを上げてきていました。そして、今大会、ワイルドカード(主催者推薦枠)で8人目として出場し、47位のティアフォー、74位のイメル、60位のキツマノビッチ、そして優勝候補の筆頭デミノーと、格上選手を立て続けに破りビッグタイトルを獲得しました。

余談ですが、シナーはこれまでのキャリア通算獲得賞金額は約3000万円でしたが、今大会の優勝だけで約4000万円を獲得しました。

それでは、ネクスト・ジェネレーションATPファイナルズの準決勝と決勝のハイライト映像をご覧ください!

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