
【動画】フェデラーとティームが地元Ⅴ!
今週はスイスのバーゼルとオーストリアのウィーンでATP500大会が行われ、27日にそれぞれ決勝戦が行われました。
まず、スイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル/インドアハード)では、第1シードのR・フェデラーが世界ランク28位のA・デ ミノーを6-2,6-2のストレートで破り、3年連続10度目の優勝を果たしました。
この試合、38歳のフェデラーはファーストサービスが入った時に78%の確率でポイントを獲得。安定感のあるサービスゲームで、20歳のデ ミノーに1度もブレークチャンスを与えず、逆に自身は10度のブレークチャンスから4度のブレークに成功。若いデミノーを圧倒したフェデラーが1時間8分で勝利し、今季4勝目、キャリア通算103勝目を挙げました。
勝ったフェデラーは「今日はアンフォーストエラーが少なかったし、ビッグショットを打てたし、必要なときに良いサーブが打てた。ホームタウンであるここバーゼルで10回目の優勝を飾れるなんて信じられない。素晴らしい瞬間。」と喜びを語りました。またセレモニーで地元観客の大歓声を受け、涙を浮かべる場面もありました。
そして、エルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン/インドアハード)では、第1シードのD・ティームが第5シードのD・シュワルツマンを3-6,6-4,6-3の逆転で破って同大会初優勝を果たし、今季5勝目、キャリア通算16勝目を挙げました。
この試合、普段から仲が良いというシュワルツマンを相手に、白熱したラリー戦を展開。第1セットはシュワルツマンが取りましたが、第2第3セットでは、地元の声援を背に奮闘したティームのプレーぶりが僅かに上回り、2時間25分の熱戦を制しました。
ティームは試合後「今週は3度も1セットダウンから逆転勝ちできた。この数年間とても仲が良いシュワルツマンと決勝で戦うことができたのは素晴らしいことではあったが、彼をこのような大切な試合で倒さなければならなかったのは大変でもあった。」と複雑な心境を述べました。
とはいうものの、今年8月のジェネラル・オープン(オーストリア/キッツビュール)に続いて2度目の地元優勝を飾ったティームは、「キッツビュールとここウィーンで優勝できるなんて、今年は私にとって信じられない年になった。どちらの大会でも観客の皆さんの前でベストなテニスをしようと思っていた。同じ年に両方のタイトルを獲得できたなんて、現実ではないみたいだ。夢のような1週間だった。」と喜びを語りました。
それでは、この決勝戦2試合のハイライト映像をご覧ください!