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【動画】メドヴェデフ、悲願のマスターズ初制覇!

男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ/ハード/ATP1000)は18日、シングルス決勝戦が行われ、第9シードのD・メドヴェデフが第16シードのD・ゴファンを7-6,6-4のストレートで破り、グランドスラムに次ぐグレードのATPマスターズ1000で悲願の初優勝を果たしました。

準決勝で第1シードのジョコビッチを破り、王者に「あそこまでセカンドでビッグサーブを打つ選手は、人生であまり経験したことがない。」と言わしめたメドヴェデフは、決勝戦でもビッグサーブを見せつけます。ファーストサービスからのポイント獲得率で90パーセントの高確率を叩き出し、ブレークチャンスを与えません。逆にゴファンはピンチを凌ぎながらタイブレークに持ち込みますが、メドヴェデフが若者らしからぬ落ち着いたプレーぶりでタイブレークを制します。

第2セットに入っても落ち着いた安定感のあるプレーを見せるメドヴェデフは、いきなりファーストゲームでブレークして主導権を握ります。そしてリードを守って5-4でサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップを迎えます。さすがにここでは意識したのか、リードを許し、ゴファンにブレークポイントを握られましたが、サービスエースでピンチを脱すると、マッチポイントでもサービスエースを決め、1時間39分で勝利を掴み取りました。

試合後、ATPの公式サイトには、「言葉が見つからない。これまで激しい練習をしてきた。今日の勝利は本当にうれしい。この3週間は驚くべきものだった。こうしてトロフィーを手にできたことは、より一層良いことで、人生で最高の1週間だった。そして1番いいサービスが打てた1週間でもあった。自分のテニスは、とても安定していたし、悪い試合は1つもなかった。最高に幸せな気持ち。」とメドヴェデフの喜びのコメントが掲載されました。

一方敗れたゴファンは「彼はこの3週間、信じられないプレーをしていた。本当に安定している。ほとんどミスをしない。壁と打ち合っているみたいだった。」と感想を語り、また「彼は本当に良い選手。コントロールが難しい場面でも、安定したプレーをすることができる。正確に言うと、彼からウィナーを取るのはとても難しいということ。彼を祝福したい。」と称えました。

3週連続で決勝に進出し、3度目の正直でタイトルを獲得したメドヴェデフは、19日発表の世界ランキングで5位へ浮上。自身初のトップ5入りとなりました。

それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください!

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