
【動画】全米オープン開幕!錦織と西岡が初戦突破!
テニスの全米オープン(ニューヨーク/ハード/グランドスラム)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、第7シードの錦織圭が世界ランク205位のM・トランジェリティと対戦。錦織が6-1,4-1とリードしたところでトランジェリティが棄権してゲームセットとなり、2年連続7度目の初戦突破を決めました。
この試合、出だしから好調の錦織は、第1ゲームでいきなりブレークに成功する好スタートを切ります。完全に勢いに乗った錦織は第3ゲームでもブレークしてゲームを支配。セットポイントではリターンエースを打ち込み、僅か25分で第1セットを先取します。
第2セットに入っても錦織は集中力を緩めることなく調子を継続。このセットもいきなりブレークして優位に立つと、危なげないプレーぶりでトランジェリティを圧倒。3-0の時にメディカルタイムアウトをとったトランジェリティでしたが、回復が見込めず、第6ゲームで棄権を申し入れました。
試合後のオンコートインタビューで錦織は「良い選手なので、最後まで試合できなかったのは残念だと思う。」と相手を気遣いつつ、自分自身について「調子は良かった。たくさんのファンの中で試合をすることができ、とてもハッピー。やはり全米オープンは興奮する。多くの観客の中でプレーできることは最高。」と語りました。
試合後の記者会見では「(体力を温存できたことについて)フィジカル面ではもちろん助かる。でも正直に言うと、もう少しプレーしたかった。コートでの感覚は良かったので、もう少し多くのポイントをプレーして、自信をつけたかった。」と若干残念がっていました。
2回戦では、世界ランク108位で地元アメリカのB・クランと対戦します。
そしてもう1人の日本人、世界ランク59位の西岡良仁は、同151位のM・ギロンを3-6,6-4,6-4,6-4の逆転で下し、2015年以来4年ぶり2度目の初戦突破を決めました。
前哨戦のW&Sオープン(シンシナティ/ATP1000)で、錦織に勝利し、ベスト8へ進出する活躍を見せた西岡。この全米オープン1回戦でも、錦織も認めるその実力を発揮して、第1セットは失ったものの、安定したプレーぶりで逆転勝利を果たしました。
2回戦では、第26シードのT・フリッツに逆転で勝利した世界ランク61位のF・ロペスと対戦します。
それでは、錦織と西岡の1回戦ハイライト映像をご覧ください!