
【動画】新星21歳ケニンがグランドスラム初優勝!
全豪オープン(オーストラリア/メルボルン/ハード/グランドスラム)は1日、女子シングルス決勝戦が行われ、21歳で第14シードのS・ケニンが世界ランク32位のG・ムグルサを4-6, 6-2, 6-2の逆転で破り、グランドスラム初優勝を果たしました。
準決勝で第1シードの地元オーストラリアのA・バーティを破った21歳アメリカのケニンは、全豪オープンではこれまで2回戦進出、グランドスラムでは4回戦進出が最高成績でしたが、今大会グランドスラム初の決勝進出で初優勝を、そして一方のムグルサは準決勝で第4シードのS・ハレプを破って。2016年全仏オープンと2017年ウィンブルドンに続く3つ目のグランドスラムタイトルを目指しました。
アメリカ人の新星と、復活のスペイン人が激突したこの試合。第1セットはグランドスラム2勝のムグルサがその経験を生かして優位に進め、先制しますが、第2セットは徐々に調子を上げてきたケニンが2ブレークしてセットオールに追いつきます。そして迎えた第3セットは両者の意地がぶつかり合う熱のこもったラリー戦が展開されますが、第6ゲームで先にブレークに成功したケニンが流れを掴み、最後の第8ゲームでもムグルサのダブルフォルトにより、ブレーク成功=ゲームセット。ケニンが2時間3分で、30年以上ぶりのトップ10選手以外による決勝戦を制しました。
試合後のセレモニーで先に登壇したムグルサは「ソフィア、おめでとう。優勝にふさわしい素晴らしいプレーでした。これから何度もグランドスラム決勝の舞台に立つことでしょう。」と優勝したケニンを称えました。また、自身のテニスについて「感覚がとても良かった。トップ10選手と連続で戦って勝ってきた。これは間違いなく私のテニスが良くなっている証拠。」と語っており、今後の活躍が期待されます。
一方優勝したケニンは「夢が叶った。感情がこみ上げてきて、この気持ちを上手く説明できないけど、この2週間は間違いなく私の人生の中で最高の2週間だった。努力を重ねてきてここまで到達した。努力が実って本当に嬉しい。」と喜びを語りました。
それでは、女子決勝のハイライト映像をご覧ください!