• ニュース
  • ニュース配信は、最新のATPやWTAなどの公式サイトが配信している動画を、ニュース記事と合わせて配信している、世界のトップ選手のニュース動画です。

【動画】杉田祐一、決勝進出逃すも2年ぶりのツアー4強入り!

男子テニスのイントゥルム・ストックホルム・オープン(スウェーデン/インドアハード/ATP250)において、杉田祐一が復活を印象付ける4強入りを果たしました。

まずシングルス準決勝。世界ランク129位の杉田祐一は元世界ランク8位で、今大会をもって引退するJ・ティプサレビッチを6-2,4-6,7-6のフルセットで破り、約2年ぶりのツアーベスト4進出を果たしました。

この試合、杉田は第1セットではファーストサービスが入った時に81パーセントの高い確率でポイントを獲得し、ティプサレビッチを圧倒。しかし、負ければ引退が決定するティプサレビッチは第2セットでギアを上げて巻き返しセットオールに。そして迎えた第3セットはお互いに素晴らしいプレーをぶつけ合い、見応えある内容となります。ティプサレビッチが最後の頑張りでマッチポイントを何度もしのいで結局タイブレークまでもつれ込みますが、10回目のマッチポイントを杉田が制し、3時間9分の死闘に終止符を打ちました。

杉田は試合後「僕にとって最も感動的な試合の1つ。ベストを尽くしました。」と語り、また、これでツアーを引退することとなった35歳のティプサレビッチは、自身のTwitterで「素晴らしい17年間をありがとう。」と投稿しました。

そして杉田は勢いよく翌日の準決勝に臨みましたが、第4シードのD・シャポバロフに5-7,2-6のストレートで敗れ、2017年のアンタルヤ・オープン以来2度目のツアー決勝進出とはなりませんでした。

第6ゲームで先にブレークに成功し、主導権を握ったかと思われましたが、続く第7ゲームでシャポバロフの強打にされてブレークバックを許すと、一転流れはシャポバロフに傾き、第10ゲームから3ゲームを連取されて第1セットを落とすと、第2セットでは更に勢いを増したシャポバロフに主導権を握られて、1時間17分での敗退となりました。

杉田は2017年の「アンタルヤ」で当時日本人男子3人目となるATPツアー優勝を飾り、同年にはキャリアハイとなる世界36位を記録。しかし2018年はクレーコートシーズン以降結果が出ず、その後2019年7月には274位にまでランキングは落としていました。しかし結婚後、7月下旬から下部大会において3大会連続で決勝へ進出し2回優勝と、復活のキッカケを掴んでいましたが、今大会は完全復活を印象付ける大会となりました。今後の活躍に期待です。 それでは、準々決勝と準決勝のハイライト映像をご覧ください!

関連記事一覧