
【動画】 ATPファイナルズ準決勝!
男子テニスのNitto ATPファイナルズは16日、ラウンドロビンを勝ち抜いた4選手が準決勝に臨みました。
まず、第5シードのD・ティームが昨年覇者で第7シードのA・ズベレフを7-5,6-3のストレートで破り、大会初の決勝進出を果たしました。
予選ラウンドロビンで第2シードのN・ジョコビッチと第3シードのR・フェデラーを下すなど好調なプレーを見せているティームはこの日も好調をキープ。ファーストサーブからのポイント獲得率で81%という高い確率を叩き出し、安定したサービスゲームでズベレフにチャンスを与えず、自身は要所でブレークに成功し、1時間34分で勝利しました。
ティームは試合後「ここは一年の中でも最高の大会の一つであり、最も権威ある大会の一つで、そこで私は明日決勝を戦う機会を得ている。信じられない。ディフェンディングチャンピオン、優れた選手、偉大な選手に勝てたことは素晴らしい成果であり、本当に嬉しい。私にとって大きな夢の実現だ。」と喜びを語りました。
次に、第6シードのS・チチパスが第3シードのR・フェデラーを6-3,6-4のストレートで破り、こちらも大会初の決勝進出を果たしました。
過去1勝2敗と負け越しているフェデラーとの対戦でしたが、初出場ながらグループ「アンドレ・アガシ」を1位で通過し波に乗るチチパスがその勢いをキープして、優位に試合を進めます。第1セット第9ゲームでは6本のセットポイントをしのがれ、デュース8回、ブレークポイントも2本握られますが、粘るフェデラーを振り切ってこのセットを先取すると、第2セットも集中力を切らすことなくいいプレーを継続。最後はサービスエースを決めて、1時間36分で勝利しました。
チチパスは試合後「自分もここにいる子供たちの1人だったことを覚えている。子供の頃からロジャーを見て育ってきた。いつか彼とコートを共にして対戦したいと願いつつ大会を見ていた。そしてそれが現実となった。夢が叶った。」と喜びを語りました。
この結果、決勝戦は、ティームvsチチパスとなりました。どちらが勝っても初優勝。対戦成績はティームの4勝2敗です。
それでは、準決勝のハイライト映像をご覧ください!