
【BreakBack】名シーン考察_団体戦で格上の相手を崩す方法
From ダイちゃん
プロテニス選手が描く
本格高校テニス漫画「BreakBack」(ブレークバック)
今回は7巻をワンシーンをご紹介します。
元世界ランキング7位の上條紗季がコーチを務める
無名の成陵高校テニス部を1年で全国大会に導く物語。
テニス部の丸山英二はテニス知識は詳しいが
中身が伴っていない頭でっかちのテニスオタク。
そんな丸山が団体戦のS1に任命されるが、
それはS2でエースを勝たせるための上条紗季の作戦
であり、自分は捨て駒だと自覚する丸山。
そして大会当日。
遥か上の相手と対戦することに。ガチガチに緊張し、
周囲からはそのレベル差から、失笑が漏れる中、僕が学んだことは・・
・ 格上との対戦の場合の戦術とメンタル ・ 団体戦などの高揚しやすい場面でのプレイ ・ 立てた戦術を1つ1つ実践していく際の心理 |
こんな場面ありませんか?
チームで出た団体戦やクラブや学校を背負って出た大会。
仲間が応援してくれて、相手はかなりの格上。
相手は余裕をもっている、、、
ボコボコにされたら恥ずかしい、、、
仲間の前で恥ずかしい試合はできない、、、
こんな状況の中、あなたならどうやって
戦術を立てて相手と戦いますか?
またどうやってメンタルを整えますか?
僕も高校生の時、全国大会で同じように団体で格上と対戦する
ということがあったのでその気持ちはよくわかります。
だからこそ、ここでの丸山の行動と
上条コーチの作戦に大きく共感できました。
丸山が行った行動は
サーブを返すために相手のコースを徹底的に予測する。
そして、上条コーチが立てた作戦は
打つショットは全部Tゾーンに打つ。
この2つが合わさると、
格上の相手は、心理的に優位に立っているので
相手がリターンを合わせてきても
たまたまだろう、と思って、レベル差を過信して
すぐに危機感を覚えることはありません。
しかし何度も同じボールが返ってくると、
「あれ?偶然かな?」と思い始めます。
これが同等くらいのレベルの対戦相手であれば
すぐに警戒するものの、レベル差があったり、ゲーム差があれば
意識が薄れてしまいがちです。
たまたまラッキーで、と思っていた格下の相手の返球が
実は「狙っていた」ということを知った相手選手には
明らかに迷いが生じてきました。
その時の表情が、今回取り上げたものです。
そのスライスから、実はまだ次の戦術を丸山に
伝えたいた元世界ランキング7位の上條紗季。
少しづつ繰り出した相手に、
そこから次の戦術へ切り替わっていきます・・・
選手同士のリアルなかけひきや戦術を元プロテニス選手が描く
「BreakBack」。ぜひご覧ください。
続きは「BreakBack」(ブレークバック)最新刊7巻をご覧ください。
「BreakBack」(ブレークバック)
作者:KASA
出版:秋田書店
https://www.akitashoten.co.jp/series/8270
作者:KASA インスタグラム
https://www.instagram.com/kasatenis/
作者:KASA ツイッター
https://twitter.com/kasa_tenis
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