
マレー、グラスコート初タイトル!フェデラー、九死に一生を得る!
現在ATPツアーが休止しているため、過去の映像をお送りしています。今回からは数回にわたってグラスコートでの名勝負をお届けします。
今回はフィーバー・ツリー・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン・クイーンズ/ATP500)2009年決勝と、ゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハレ/ATP500)2018年2回戦です。
まずは2009年クイーンズ決勝、A・マレーvsJ・ブレークの一戦。地元イギリス人の優勝を心待ちにしているファンの前で、マレーが素晴らしいプレーを見せて7-5,6-4のストレートで勝利し優勝。1938年以来のイギリス人大会覇者となりました。
試合後「イギリス人が長い間ここで優勝していないということを知っていたので、とても緊張していた。しかし皆さんの大声援の中、チャンスをきっちり活かすことができた。」と喜びを語っていました。
マレーはこの後、更に4度の優勝を重ねて、この大会の歴代最多優勝記録を樹立しています。
次に2018年ハレ2回戦、R・フェデラーvsB・ペールの一戦。この大会を既に9度制し、ディフェンディングチャンピオンでもあった第1シードのフェデラーでしたが、伏兵ペールに大苦戦。ファイナルセットタイブレークでは2本のマッチポイントを握られてしまいます。
しかし、フォアハンドとバックハンドの強烈なストロークでその2本をしのぐと、最後はセンターへ鋭いサービスを放ってゲームセット。6-3,3-6,7-6の大接戦を制しました。
フェデラーはその後も勝ち上がり、この大会12度目の決勝に進出。グラスコートでの連勝を20に伸ばしましたが、決勝ではこちらも伏兵の若手B・チョリッチに敗れ、10度目の優勝とはなりませんでした。しかしフェデラーは翌2019年に優勝し、前人未到の10回目の優勝を果たしています。
それでは、この2試合のハイライト映像をご覧ください!
フェデラーが10度目の優勝を果たした2019年ハレ決勝、vsD・ゴファンの一戦もどうぞ!