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ジョコビッチがまさかの失格!大坂なおみは8強入り!

テニスの全米オープン(ニューヨーク/ハード)は6日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチが登場し、第20シードのP・カレノブスタと対戦しましたが、第1セット5-6の時点で線審にボールをぶつけてしまい、まさかの失格処分。カレノブスタがベスト8に進出しました。

この試合、ジョコビッチは5-4でトリプルブレークポイント=セットポイントを掴むも、カレノブスタに凌がれてイライラを募らせ、ボールを叩きつけます。その後、第11ゲームでブレークを許すと、持っていたボールを後ろの壁に向かって打ってしまいます。そしてそのボールが運悪く線審の喉元辺りに当たってしまい、線審は苦しそうな声をあげながら地面に倒れ込みました。幸いにも大事故には繋がらなかったものの、長い協議の結果、危険行為とみなされ、ジョコビッチに失格が告げられました。ジョコビッチは故意でないと弁解しましたが認められず、4回戦敗退となり、連勝も26でストップしました。

ジョコビッチは会見を拒否して姿を消しましたが、その後、自身のSNSで「線審の彼女にこのようなストレスを与えてしまい、非常に申し訳ありません。意図的ではありませんでした。でも間違っていました。失格については、私は自分の失望と向き合って取り組む必要があります。そして、選手として人間として、自分の成長と進化への教訓とします。大会と関係者のみなさまに謝罪します。応援してくれたチームと家族、そしていつも一緒にいてくれたファンに感謝します。ありがとうございました、そして本当に申し訳ありませんでした。」と謝罪メッセージを投稿しました。

このジョコビッチの敗退により、グランドスラム男子シングルスは、2014年全米オープンのM・チリッチ以来、22大会ぶりに新チャンピオンが誕生することが確定しました。

そして、同じく6日に行われた女子シングルス4回戦では、第4シードの大坂なおみが第14シードのA・コンタベイトを6-3,6-4のストレートで破り、2018年以来2年ぶり2度目のベスト8進出を果たしました。

この試合は武器であるファーストサービスとフォアハンドが好調。ファーストサーブからのポイント獲得率で84%の高確率を叩き出し、また、フォアのウィナーを連発するなどコンタベイトを圧倒。1度もブレークチャンスを与えることなく快勝しました。

準々決勝は、第6シードのP・クヴィトバを破った、世界ランク93位のS・ロジャースと対戦します。世界ランクは低いものの、過去の対戦成績は3戦全敗を喫しており、最後の対戦が3年以上前とはいえ、決して油断はできません。大坂自身も「以前のことを思い出すと、彼女は素晴らしいサーブを持っているし、リターンも上手だったと思います。彼女の試合をもっと何試合か見ないといけません。彼女とクヴィトバの試合終盤も見ましたが、ウィムコーチとも話をします。」と気を引き締めていました。 それでは、この2試合のハイライト映像をご覧ください!

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