【お父さんのための】テニスの3大傷害とは!?

「お父さんの為のテニス教室」の佐藤です。

テニスの3大傷害って、ご存知ですか?

1.足首の捻挫
2.肉離れ
3.テニスエルボー

テニスを長年経験していると
必ずと言っていいほど、

このどれかを
経験しているのではないでしょうか?

なので、お子さんが
テニスをしているのであれば

これらの対処法を
覚える事をお勧めします。

1.足首の捻挫

【要因】
・無理な体勢からボールを追った時
・打った直後の戻り時にバランスを崩した時
・障害物を踏んでしまった時
・スライディングなどで重心が外にかかってしまった時

【症状のチェック】
・両足で楽に立ち、平常の足を上げ、足に痛みが感じるか?
・腫れ、皮下出血のチェック
・「腫れ、皮下出血の程度」と「靭帯損傷の程度」は比例します

【対処法】
・RICE処置を行う。※RICE処置を下記で説明します。
・自己判断はせず、専門医の診断を受ける。

処置を誤り、断裂した靭帯が
修復されないまま経過すると、

関節にゆるみが残り、
それによる続発症が出ることもあるので
注意が必要です。

2.肉離れ

【要因】
・サービス・スマッシュなど、筋肉の急激な強い収縮時
・左右のフットワークの強い切り替えし時
・季節の変わり目(温度差のある時期)
・寝不足や疲労などの体調不良
・ウォーミングアップ不足
 
【症状のチェック】
・自力歩行が可能 → 軽症
・皮下内出血などが見られ、自力歩行が難しい → 中程度
・幹部に陥没が見られ、自力歩行はほぼできない → 重傷

【対処法】
・RICE処置を行う。※RICE処置を下記で説明します。

まずはアイシング
そして圧縮包帯で局所の安定を図ります。

病院へは急を要する場合は
救急車の手配も必要になります。

重症の場合はギプスで
固定され2~3ヶ月かかることもあります。

キプスがはずれてからは
温熱療法に変わり、

リハビリ1ヶ月後位から
軽いプレーが可能になります。

3.テニスエルボー

【要因】
・不適当なストローク技術
・コンディショニング不足
・不適当な道具

【症状のチェック】
・ストロークでのインパクトで痛みが感じられるが他のショットや日常生活には支障が無い。
・さらに、ボレーでも痛みが感じられ荷物を持つことが辛く感じる。
・サービスでも痛みが生じ、ラケット自体に重みが感じられる。
・字を書いたり、お箸を持つことが短時間しかできず、サポーターを手放すことができない

当然、完全休養に勝る
治療方法はありませんが、試合が迫っている、

どうしてもやりたい場合は
以下のことをお試し下さい。

【対処法】
・RICE処置を行う。※RICE処置を下記で説明します。
・プレー前にストレッチ、プレー後にもストレッチとアイシング15分を入念に行う
・湯船でのマッサージ及び湯と冷水の交互浸水動作 1分×3セット
・風呂上りに市販の関節用塗り薬でのマッサージ
・エルボーバンドによる保護

痛みが和らがない場合は残念ですが、
しばらくテニスをお休み下さい。

足首の捻挫、肉離れ、テニスエルボーなどの
3大障害に限らず

何事も早期発見、早期治療でが肝心です。

ちょっと痛いなと思ったら
無理をしないように心がけて下さい。

<RICE処置とは!?>

Rest(安静)
Ice(アイス)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)

と応急処置時に必要な
4つの処置の頭文字をとり
RICE処置と呼びます。

RICE処置を損傷直後に
適切に行うことで、

治癒を早め
競技への復帰を早めることができます。

Rest(安静)-スポーツ活動の停止

受傷直後から体内で痛めた部位の
修復作業が始まります。

しかし、患部を安静させずに
運動を続けることで

その作業の開始が遅れてしまいます。

その遅れが結果的に完治を遅らせ
リハビリテーションに費やす時間を
長引かせてしまいますので、

受傷後は安静にすることが大切です。

Ice(アイシング)-患部の冷却

冷やすことで
痛みを減少させることができ、

また血管を収縮されることによって
腫れや炎症をコントロールすることができます。

Compression(圧迫)-患部の圧迫

適度な圧迫を患部に与えることで
腫れや炎症をコントロールすることができます。

Elevation(挙上)-患部の挙上

心臓より高い位置に挙上をすることで
重力を利用し腫れや炎症を
コントロールすることができます。

この内容がお父さんお母さんの参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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