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同世代のライバル・エドバーグvsベッカー! ウィンブルドン決勝3年連続同一カード!

本日は過去の映像をお送りしていきます。

今回は3年連続同一カードとなった1988~1990年のウィンブルドン決勝、エドバーグvsベッカーの映像です。

両者は同じ時代に最盛期を迎え、ライバルとして頂点を争い、35回もの対戦を重ねました。キャリアはほぼ互角であり、年齢も1歳差ということで、よく比べられる関係にありました。実際のところ、お互いに長期政権を築いたわけではありませんが、世界ランク1位にもなりましたし、生涯勝率はベッカー約77%、エドバーグ約75%、生涯勝利数は713と806、生涯タイトルは49と42、グランドスラムタイトルは6と、同じような成績を収めました。

対戦成績はベッカーの25勝10敗と大きく差が開いていますが、何故か大事な試合ではエドバーグの方が勝率が高く、4度あったグランドスラムでの対戦では、3年連続のウィンブルドン決勝では2勝1敗(1988年は4-6,7-6,6-4,6-2でエドバーグ、1989年は6-0,7-6,6-4でベッカー、1990年は6-2,6-2,3-6,3-6,6-4でエドバーグが勝利)、全仏では1勝0敗と、エドバーグが勝ち越しています。ちなみに他のグラスコートではベッカーの3戦全勝、全仏の前哨戦でもベッカーが圧勝しています。

グランドスラム以外でも、1989年末のマスターズでは、予選ラウンドロビンでベッカーが圧勝していたにも関わらず、再び相まみえた決勝戦では、エドバーグが勝利しました。

他でも、ランキング1位の在位期間で見ると、ベッカーが12週であるのに対し、エドバーグは72週と、エドバーグが大きく上回っています。

このような背景から、対戦成績ではベッカーが圧勝してはいるものの、互角の間柄だったと言われているのも頷けます。いやむしろ、大きな大会しかテレビ放送されていなかった当時は、エドバーグの方が強いと思われていたかもしれません。

ただ、プロの発言によると、当時アガシは「現在のランキングはともかく、世界一はベッカーだと思う。」とコメントし、また、当時急激にランクを上げたサンプラスは、その秘訣を聞かれたとき、「ベッカーがランクを落としたからだ。」と答えています。

結局のところどちらが強いのかの答えは分かりませんが、いずれにしても、冷静沈着で美しいプレーをする貴公子エドバーグと、ムラはあるが爆発力が凄いベッカーの戦いは歴史に残るライバル対決と言えるでしょう。

2010年代には、エドバーグがフェデラーのコーチ、ベッカーがジョコビッチのコーチとして、再びライバル関係にあったことは記憶に新しいです。

それでは、この3年連続の決勝戦のハイライト映像をご覧ください!

1990年決勝のフルマッチ映像もどうぞ!

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