
ウィンブルドンでのアップセット5選!
今回は、ウィンブルドンでのアップセット(番狂わせ)5選をお送りしたいと思います。
- 2012年2回戦、ナダル vs R・ロソル
直近のグランドスラム5大会連続で決勝進出を果たし、全仏オープンで歴代最多となる通算7度目の優勝とグランドスラム11勝を達成。充実著しかったナダルが、世界ランク100位で過去5年間予選敗退に終わり今回が本大会初出場だったロソルに7-6,4-6,4-6,6-2,4-6で敗退。ナダルにとって過去7年間で出場したグランドスラム大会での最悪の結果となりました。
- 2013年2回戦、フェデラー vs S・スタコフスキー
ディフェンディングチャンピオンとして8度目の優勝を目指したフェデラーが、7-6,6-7,5-7,6-7で敗れる大波乱。フェデラーがグランドスラムでベスト8を前に敗れるのは2004年の全仏オープン以来。3回戦を前に敗退するのは、全仏オープン初戦で敗れた2003年以来10年ぶりの出来事でした。
- 2014年4回戦、ナダル vs N・キリオス
ウィンブルドン2勝を誇るナダルが、世界ランク144位・ワイルドカード出場の19歳・ニック・キリオスに6-7,7-5,6-7,3-6で敗れるアップセット。キリオスはナダルから37本のサービスエースを奪い、股抜きショットでウィナーを決めるなどスーパープレーを見せ、初出場でベスト8に進出。世界に名を知らしめました。100位以下の選手が、世界ランク1位の選手をグランドスラムで倒すのは、1992年に193位のA・オルホフスキーがジム・クーリエを倒して以来のことでした。
- 2015年2回戦、ナダル vs D・ブラウン
BIG3のナダルがまたもや早期敗退。なんと4年連続の早期敗退で、この年も100位以下の選手、世界ランク102位のダスティン・ブラウンに敗れました。ジャマイカ人の血筋を持ち、独特の風貌と独特のプレースタイルで、見ている人を楽しませてくれる30歳のブラウンが、初めてのセンターコートで番狂わせをやってのけました。❝独特❞と言われるブラウンは若い頃、キャンピングカーでツアーを回っていたというエピソードもあります。
- 2016年3回戦、ジョコビッチ vs S・クエリー
3連覇と4度目の優勝を狙っていた第1シードのジョコビッチが第28シードのS・クエリーに6-7,1-6,6-3,6-7敗れる波乱。クエリーが2セットアップしたところで雨により順延し、ジョコビッチにとっては恵みの雨と言われ、実際に翌日第3セットをジョコビッチが取り、第4セットも6-5ジョコビッチサーブのところまでいきましたが、クエリーが土壇場でブレークバックして流れを止め、勝利を手繰り寄せました。この年ジョコビッチは鬼門の全仏オープンを初めて制し、年間グランドスラム達成を期待されましたが、その夢はクエリーに止められました。
それでは、この5試合のハイライト映像をご覧ください!
2012年2回戦、ナダル vs R・ロソル
- 2013年2回戦、フェデラー vs S・スタコフスキー
- 2014年4回戦、ナダル vs N・キリオス
- 2015年2回戦、ナダル vs D・ブラウン
2016年3回戦、ジョコビッチ vs S・クエリー