
フェデラー、ウィンブルドン100勝の軌跡!
今回は、2019年のウィンブルドンで男子初の大会通算100勝を成し遂げたフェデラーの「100勝の軌跡」の動画です。
フェデラーは2019年準々決勝で錦織圭を破り、同一グランドスラムで100勝を記録した初の男子選手となりました。赤土の王者ナダルをもってしても、現在全仏オープン93勝ということで、フェデラーの芝での驚異的な強さを物語る数字です。
フェデラーは2017年に35歳と11カ月でウィンブルドンを制覇し、歴代最多の8勝目を挙げると同時に、同大会歴代最年長タイトル獲得者となりました。また、芝のコートでの歴代最多優勝数「19」の記録も保持しています。更には同サーフェイスにおいて「芝コートでの勝率」「芝コートでのセット獲得率」「芝コートでのゲーム獲得率」「芝コートでのポイント獲得率」の4項目で最高成績を叩き出しています。その成績は次の通りです。
「芝コートでの勝率」
1:R・フェデラー 87.3%(185/212) 4:A・マレー 82.6%(100/121)
2:P・サンプラス 85.7%(90/105) 5:M・スティッチ 81.0%(47/58)
3:N・ジョコビッチ 84.1%(95/113)
「芝コートでのセット獲得率」
1:R・フェデラー 80.1%(494/617) 4:N・ジョコビッチ 75.9%(271/357)
2:P・サンプラス 77.5%(248/320) 5:A・ロディック 72.3%(214/296)
3:A・マレー 76.0%(269/354)
「芝コートでのゲーム獲得率」
1:R・フェデラー 58.9%(3679/6248) 4:P・サンプラス 57.7%(1856/3216)
2:N・ジョコビッチ 58.1%(2046/3251) 5:R・ナダル 56.8%(1677/2953)
3:A・マレー 57.9%(2013/3476)
「芝コートでのポイント獲得率」
1:R・フェデラー 54.7%(20775/37968) 4:R・クライチェク 54.0%(9163/16981)
2:P・サンプラス 54.6%(11693/21402) 5:A・マレー 53.8%(11609/21565)
3:N・ジョコビッチ 54.0%(11864/21964)
これらのデータから、芝コートにおいてフェデラーがいかに突出しているかが分かります。更に更に、芝コート最多連勝記録「65」や、決勝戦での最多サービスエース数「50」という記録もあります。現時点では、「芝の王者=フェデラー」と認定して反論する人は少ないでしょう。
フェデラーは錦織を破って100勝を達成した時、実はそのことを忘れていたらしく、「試合後のコートでサインをしている時に、ファンに100勝目おめでとうと言われたんだ。知らなかった。すっかり忘れていた。だから試合中にそのことについて考えることは全くなかった。」と話し、続けて「特別だ。初めてここに来てから長い時間がたった。2001年にピート(サンプラス)を勝って以来、ここまで成功できるとは思っていなかった。あの時は、「いつかは決勝にでて優勝できればいいな」と願っていただけだった。8度のタイトルなんて狙ってできるものではない。そしてウィンブルドンで100勝もするなんて誰が想像しただろうか。もちろん私はしていなかった。」と語りました。
それでは「フェデラーのウィンブルドン100勝の軌跡」をご覧ください!
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