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ウィンブルドンを制覇したレジェンド達のマッチポイント!感動の瞬間!

今回は、「ウィンブルドンを制覇したレジェンド達のマッチポイント・感動の瞬間」動画です。そして、この動画の中でも特に感動的だった4試合を紹介します。

  • 2008年 ナダル vs フェデラー

神聖なウィンブルドン・センターコートの歴史で最高の試合と評す人が多いこの試合。3年連続同一カード、そして2年連続でフェデラーが優勝していました。2006年は芝の王者フェデラーにナダルが挑戦という感じだったのですが、2007年はリベンジに燃えるナダルが奮闘し、ファイナルセットに持ち込むも、フェデラーが7-6,4-6,7-6,2-6,6-2で勝利。ナダルはロッカールームで号泣したと言います。コーチのトニは「試合後号泣したのはあの一度だけだ。」と言っていました。そんな中行われたナダル3度目のチャレンジで、ついにフェデラーの牙城を破り、ウィンブルドン初優勝を果たしました。結果は6-4,6-4,6-7,6-7,9-7という死闘でした。

  • 1992年 アガシ vs イワニセビッチ

アガシは18歳で世界ランキング3位となるも、グランドスラムでは90年全仏・全米、91年全仏と、決勝で3連敗を喫し「万年準優勝男」などと揶揄されました。そして迎えた92年ウィンブルドン。当時ウィンブルドンではネットプレーヤーが主流であり、ストローカーで優勝するのは難しいと言われており、実際アガシは88~90年はウィンブルドンに出場すらしていませんでした。誰もがアガシの活躍を予想していない中、あれよあれよという間に決勝に勝ち上がり、決勝でもイワニセビッチ有利と言われる中、フルセットの大熱戦を制して優勝。当時のウィンブルドンの常識を覆すストローカーの快進撃は、歴史の転換点となりました。アガシは最も遠いタイトルと思われていたウィンブルドンで、初のグランドスラムタイトルを獲得しました。

  • 1998年 ノボトナ vs トージア

1993年と1997年の二度にわたり「ウィンブルドン」決勝で敗れたノボトナ。特に1993年は女王グラフ相手にファイナルセット4-1と2ブレークアップしながらも大逆転負けを喫し、表彰式では感情を抑えきれず、ケント公爵夫人キャサリン殿下の肩にもたれて泣き崩れる場面もありました。そんな背景がある中、ノボトナは準決勝で第1シードのヒンギスを破って決勝に進出すると、決勝では第16シードのトージアに6-4,7-6で勝利。悲願のウィンブルドン制覇を遂げました。

2015年「今のわたしがあるのはテニスのおかげです。感謝しています。」と語っていたノボトナは2017年、長い闘病の末、49歳でこの世を去りました。WTAのスティーブ・サイモンCEOは、「ヤナを知る機会があったすべての人にとって、彼女は印象的な人でした。今後も、彼女の功績がWTAの歴史の中で輝きを失うことはないでしょう。彼女のご家族に哀悼の意を表しご冥福をお祈りします。」と追悼しました。

  • 2003年 フェデラー vs フィリポーシス

2003年はフェデラーにとって飛躍の年でした。2月から6月にかけて6大会で決勝進出し4度優勝。その勢いのまま乗り込んだウィンブルドンで、悲願のビッグタイトルを獲得。スイス人男子として初めてグランドスラムタイトルを手中にしました。優勝の瞬間、フェデラーは涙を流しましたが、実はその涙の理由の1つは、大切な人との別れでした。

フェデラー曰く「私のテニス人生において最も大きなインパクトを与えてくれた人」である、ピーター・カーターコーチが2002年8月、新婚旅行先の南アフリカのサファリで道を外れ渓谷に落ち、37歳の若さで急逝してしまったのです。フェデラーは食事に出かけている時に電話でそれを聞くや、打ちひしがれ、通りに出て泣き叫んだといいます。そして滞在先のホテルまで1マイル以上全速力で走ったそうです。その後もフェデラーは悲しみに暮れました。フェデラー20歳の時でした。

ジュニア時代からフェデラーを見てきた元ATP広報部長のデビッド・ロウ氏は、次のように話をしています。「フェデラーは打ちひしがれた。この出来事がフェデラーを急速に成長させた。なぜなら、それまで彼は死について考えることがなかった。彼は一度立ち止まった。悲嘆に対応するために、長い時間を要した。共に旅をし、毎日顔をあわせて自分が熟知する大切な人間だったから。フェデラーにとってはとてつもなく大きな痛手になった。しかし、その悲しみを乗り越えることでフェデラーは少年から大人に成長した。」

そして、カーターコーチの事故から約1年後、フェデラーはウィンブルドンを制し涙を流しました。後にフェデラー自身、「ものの見方が変わった。目が覚めた。テニス選手である事がいかに幸運なことか、また無駄な事をしてはならない事に気が付いた。それから成績が上向いた。ピーターを喜ばせたいという気持ちが大きかった。」と語っています。

それでは、「ウィンブルドン・マッチポイント集、感動の瞬間」をご覧ください!

ウィンブルドン・ベストショット集①&②もどうぞ!

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