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シュワルツマンがティームを撃破!ナダルは19歳シナーを退ける!

テニスの全仏オープン(パリ/レッドクレー/グランドスラム)は6日、男子シングルス準々決勝2試合が行われました。

まず第1試合では、第12シードのD・シュワルツマンが第3シードのD・ティームを7-6,5-7,6-7,7-6,6-2のフルセットで破り、グランドスラム初のベスト4進出を果たしました。

大接戦となったこの試合、シュワルツマンは全米オープン覇者ティームと互角の激しいラリー戦を展開します。そして、各セットほんの僅かな差で取り合ってセットカウント2-2で迎えたファイナルセットで差が開きます。疲れの見えるティームに対し、シュワルツマンは質の高いプレーを維持し、立て続けにブレーク成功。ダブルスでもペアを組むほど親交の深いティームを5時間8分の大激戦の末に破りました。

敗れたティームは「最終的に持っている力は全て出しきった。素晴らしい試合だった。テニス人生で初めて5時間以上の試合をした。ディエゴは勝者に値する。もちろん落胆はしているが、とても楽しめた試合でもあった。最高のラリーもあり、4つのセットはとても接戦だった。お互い全てを出しきった。テニスは、どちらかが負けてどちらかが勝つもの。彼のことには嬉しく思っている。」とシュワルツマンを称えました。

そして第2試合は、第2シードのR・ナダルが世界ランク75位のJ・シナーを7-6,6-4,6-1のストレートで破り、4年連続13度目のベスト4進出を果たしました。

第1試合が長引いたため23時頃のスタートとなったこの試合、第1セット第2セット共に19歳のシナーが先にブレークしてリードするも、いずれもナダルがブレークバックから逆転し、セットカウント2-0に。これで気落ちしたか、第3セットに入ってミスを連発し失速するシナーの隙をついたナダルが、序盤の4ゲームを連取して勝負あり。深夜1時25分までかかったこの試合をナダルが制しました。

試合後、記者から「遅くまでプレーしても問題ないか?」と聞かれたナダルは「もちろん、午前1時半頃に試合が終わるのは理想的でない。しかし問題は気候だ。正直、テニスをするにはとても寒くはないかな?サッカー選手はこういうコンディションでプレーするのを知っているが、それとは少し違う。彼らは常に動いているが、我々は止まったりまた動いたりチェンジオーバーで休んだりする。このとても厳しいコンディションでは、身体にとってちょっと危険だと思う。」と苦言を呈していました。

ただ、試合でのメンタリティーに関しては「自分は辛抱強くいるように努めていた。全てを受け入れた。前向きな姿勢でいた。最後までベストを尽くした。」と語りました。

これで準決勝の第1試合はナダルvsシュワルツマンとなり、前哨戦の「ATP1000 ローマ」準決勝の再現となりました。その時はシュワルツマンがストレートでナダルを破っています。 それでは、この準々決勝2試合のハイライト映像をご覧ください!

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