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ナダルとジョコビッチが勝利!決勝で頂上対決実現!

テニスの全仏オープン(パリ/レッドクレー/グランドスラム)は10月9日、男子シングルス準決勝2試合が行われました。

まず第1試合では、第2シードのR・ナダルが第12シードのD・シュワルツマンを6-3,6-3,7-6のストレートで下して4年連続13度目の決勝進出を果たし、R・フェデラーに並ぶグランドスラム大会歴代最多の20勝目に王手をかけました。

ナダルは前哨戦のBNLイタリア国際(ローマ)準決勝でシュワルツマンにストレート負けを喫していましたが、この試合では終始ペースを掴んで優位に立ち、シュワルツマンに自分のプレーをさせず、完勝しました。

そして第2試合では、第1シードのN・ジョコビッチが第5シードのS・チチパスを6-3,6-2,5-7,4-6,6-1のフルセットで破り、2016年以来4年ぶり5度目の決勝進出を果たしました。

この試合、第1第2セットはチチパスの速い攻撃に苦戦するも、ジョコビッチが少ないチャンスを生かして連取します。しかし、第3セットからチチパスも反撃に転じ、マッチポイントを凌いでこのセットをものにすると、最4セットも先にブレークに成功。セットオールに追いつきます。これで凄まじいファイナルセットになるかと思われましたが、残念ながらチチパスが、ローマで負った怪我の再発で失速。6-1で制したジョコビッチが3時間54分で勝利を収めました。

チチパスは試合後「不運なことに、ローマで負った怪我が試合の終盤で再発してしまった。戦う姿勢のままで試合を終わらせるのは難しかった。だが、そんなことに関わらずベストは尽くした。2セット連取されてから挽回したし、長くコートにいられるように努めたことには満足している。」「ノヴァークのプレースタイルは正直信じられないものだった。彼はリターンでプレッシャーをたくさんかけてきた。簡単にキープできたゲームは、ほぼなかった。ノヴァークの戦闘能力は非常に高い。」と語りました。

これで、決勝はナダルとジョコビッチの頂上決戦が実現することとなりました。次に決勝に向けての両者のコメントを紹介します。

ナダル:「(13度目の制覇について)今までとは状況が違うし、大会も違う感じがしている。日曜日に全てが分かる。未来は予測できない。ジョコビッチとの対戦で分かっていることは、ベストを尽くさなくてはならないということだけ。そうできなければ、勝つのはとても難しいだろう。ここでは長い間良いプレーができている。それは助けになる。同時に彼もここで素晴らしい記録を残している。何度も決勝へ進出している。最も難しい選手の1人。だが、このような状況で戦うことは好きだ。さらにギアを上げなければならない。」

ジョコビッチ:「彼はこの大会で多くの優勝を飾っている。このコートで2回しか負けていない。5・6月に行われるいつもの大会と比べて状況は違う。それは自分にチャンスがあると思う。」「ローランギャロス決勝での彼との対戦がどんな気持ちなのかは知っている。このコートでは彼にほとんど負けている。でも2015年には唯一の勝利を飾った。あの試合を思い出し、あの試合から前向きなものを持ち出し、彼に対する戦略として使うように努めようと思う。最高の試合を楽しみにしている。」

それでは準決勝2試合のハイライト映像をご覧ください!

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