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前人未到!全仏オープン13度目の優勝!

テニスの全仏オープン(パリ/レッドクレー/グランドスラム)は11日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードのR・ナダルが第1シードのN・ジョコビッチを6-0,6-2,7-5のストレートで下して4連覇、前人未到13度目の優勝を果たす大偉業を成し遂げました。更には全仏オープン通算マッチ100勝、そしてR・フェデラーに並ぶ歴代最多タイのグランドスラム大会20勝目を達成しました。

立ち上がりからミスを連発するジョコビッチに対し、クレーキングナダルはミスの少ない安定したプレーを見せて突き放し、第1第2セットはジョコビッチを圧倒します。第3セットに入ってジョコビッチも調子を上げ、見ごたえのある互角のラリー戦を展開しますが、それでもナダルが僅かに上回り、2時間41分で勝利を決めました。

試合後ナダルは「序盤は、凄いレベルのプレーができた。ジョコビッチに対して、良いプレーをせずしてこのスコアは不可能。大事な時に最高レベルのプレーができた。」と振り返りました。また気候やボールや環境が違ったことについて聞かれ、「大会初日にも言ったように、どんな環境でもポジティブに向かい合い、寒さやボールの重さなどを受け入れて挑戦することが大事だった。毎日目標に向かって正しい決断を続けるように努めた。上手く順応できたと思う。」と応えました。

一方敗れたジョコビッチは「彼は全くミスをせず、どんなボールも返してきた。私の第1第2セットの調子は良くなかったが、彼のレベルや質は凄かった。少し驚いてしまった。最初の2セットで彼は完璧なプレーをした。第3セットは私も少し挽回できた。チャンスもあったが生かせなかった。今日の彼は私よりも圧倒的に強い選手だった。間違いなく勝者に値する。」と語りました。また、「今回のコートなどの状態は私に有利だと思っていた。とてもいい感覚だったし、ローマで優勝して自信もあった。しかしナダルがチャンピオンであることを証明した。私は戦術的に少し焦ってしまったのかもしれない。短いポイントにしようとウィナーを狙ってしまった。それが結果に大きく出てしまった。」と戦術面にも言及していました。

また、試合後、BIG3のもう一人であるフェデラーが、Twitterに「友人のラファへ、チャンピオンとして最大の尊敬をいつも持っている。とても長い年月、最高のライバルとして私達は良い選手になるために切磋琢磨してきたと信じている。13度目のローランギャロス優勝は凄まじいこと。誰しも1人では達成することはできない。だから彼のチームも祝福したい。20勝というのは私達にとって、これからも続いていくステップであることを願っている。おめでとうラファ。」と綴りました。

これを受けてナダルは会見で「皆が知っている通り、私達はとても良い関係にある。お互い尊敬し合っている。彼は私が勝った時に喜んでくれるし、私も彼がうまくいっている時は嬉しい。私達はすごく長い間ライバルであり、ポジティブな関係を築けたと思っている。基本的に普段は数字のことはあまり考えないが、多少は気にする。ロジャーと記録を並べたことは、長い間のライバル関係がとても美しいということだと思う。」と語りました。

それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください!

「ナダル全仏オープン100勝の軌跡」の動画もどうぞ!

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