
全仏オープン新女王誕生!19歳のシフィオンテクが優勝!
テニスの全仏オープン(パリ/レッドクレー/グランドスラム)は10月10日、女子シングルス決勝が行われ、19歳で世界ランク54位のI・シフィオンテクが第4シードのS・ケニンを6-4,6-1のストレートで破って、ノーシードからのグランドスラム初優勝を成し遂げ、ポーランド人として男女を通じて初のグランドスラム大会優勝者となりました。また、全仏オープンを10代で制したのは、1997年のI・マヨリ以来23年ぶりの快挙となりました。
決勝戦、ノーシードから勝ち上がって勢いに乗っているシフィオンテクは、スピンの効いた強烈なストロークと素早いフットワークを武器に試合を優位に進め、今年の全豪オープンを制したケニンから6度のブレークに成功してストレート勝利。1時間24分でビッグタイトルを掴みました。
これで、シフィオンテクは今大会、「全てストレート勝利での栄冠」という快挙も同時に達成しました。
シフィオンテクは試合後のオンコートインタビューで、「今、何が起きているのか、何と言っていいのかわからないけど、とても嬉しい。短い期間にもの凄く色んなことが起きた。本当に皆さんありがとうございます。」と、ツアー初優勝がグランドスラム大会である全仏オープンになったことに対しての驚きと喜びを見せていました。
また試合後の会見では、「自分に誇りを感じている。とてもいい2週間だった。トロフィーを獲得できるなんて全く思っていなかった。人生を変える経験になった。どんな選手でもグランドスラムの決勝は緊張する。ケニンも緊張しているのが分かった。でも私はあまりストレスを感じたくなかったから、『気にしない』と自分に言い聞かせ、それを信じるようにしていた。最後はその瞬間を楽しんでいたと思う。」と、メンタル面に関して言及しましたが、シフィオンテクは「試合中にスポーツ心理学者が教えてくれたことを全部使っている。精神的に準備ができていて、プレッシャーやストレスに対処する準備ができているかどうかで違いが出ると思う。」とメンタル面の準備もしていたことを明かしました。
また、特に印象的だった出来事を聞かれ、「ハレプに勝てたのには本当に驚いた。彼女からの勝利は人生の目標を達成したような感覚だった。本当に期待していなかった。」と応えていました。
シフィオンテクは12日に発表される世界ランキングで、17位へジャンプアップすることが決まっています。
それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください!
準決勝2試合のハイライトもどうぞ!
第1シードのハレプを破った4回戦のハイライトもどうぞ!