
ブレークスルーの瞬間TOP10!
今回は、「ブレークスルーの瞬間TOP10!」ということで、10人の男子プロテニスプレーヤーの若かりし頃の映像です。まだ無名だった状況でTOP選手を破り、世界に名前を知らしめるきっかけとなった試合を紹介します。
第10位 ドミニク・ティーム マドリッド2014、vsワウリンカ
2014年はティーム飛躍の年。年始の全豪オープンで予選を勝ち上がり初めてグランドスラムに出場すると、これも予選から勝ち上がったマドリッドで、当時世界ランキング3位だったS・ワウリンカを破る大金星。初めてのトップ10プレーヤーからの勝利でした。その後も活躍し、世界ランキングは39位まで上昇させました。
第9位 ファン・マルティン・デルポトロ マイアミ2009、vsナダル
2008年にツアー初優勝を遂げ、着実に世界ランクを上げてきていたデルポトロが、ついに2009年に大爆発。全豪オープンではフェデラーに惨敗するも、マイアミ・オープンでは世界2位のナダルを撃破し、世界のトップを狙える存在と言われるようになりました。そして実際、その年の全米オープンで、全豪で完敗を喫したフェデラーを破って優勝を果たしました。
第8位 ステファノス・チチパス トロント2018、vsジョコビッチ
元々素質を認められていたチチパスですが、2018年に開花しました。バルセロナでツアー初の決勝進出するなど、次々と結果を残し、5月には世界ランク50位入り。ウィンブルドンでは4回戦進出。そして8月のロジャーズカップ(トロント)では、世界のトップ・ジョコビッチを含むトップ10選手4人を破ってマスターズ1000初の準優勝。そしてこの年のネクストジェネレーション・ATPファイナルを制覇。最終世界ランク15位まで上昇しました。
第7位 アンディ・ロディック マイアミ2001、vsサンプラス
2000年、18歳でプロ転向したロディックは、次の年、2001年3月のマイアミで、同国アメリカの大先輩、レジェンドのサンプラスを破ってブレークスルー。この年、3大会で優勝を飾り155位でスタートした世界ランクを14位まで上昇させました。
第6位 デニス・シャポバロフ モントリオール2017、vsナダル
2016年17歳でプロ転向したシャポバロフは、2017年に飛躍を遂げます。3月にチャレンジャー初優勝を果たすと、ウィンブルドンでグランドスラム初出場。そして8月のロジャーズカップ(モントリオール)では第1シードのナダルを大接戦で破る快挙を遂げ、マスターズ1000で初のベスト4。この年、「最優秀新人賞」と「最も上達した選手賞」に選ばれました。
第5位 アレクサンダー・ズベレフ ハレ2016、vsフェデラー
将来を期待されていたズベレフは2016年が飛躍の年。3月のBNPパリバでマスターズ初の4回戦進出。準々決勝で敗れはしましたが、ナダルをマッチポイントまで追い込みました。全仏直前のニース・オープンでは自身初のATPツアー決勝進出。そして芝シーズンのハレ準決勝では、芝の王者フェデラーを破る金星を挙げました。その後9月のサンクトペテルブルクで今季3度目の決勝進出。その決勝でワウリンカに勝利し、3度目の正直でATPツアー初優勝を果たしました。10代でのツアー優勝は2008年のマリン・チリッチ以来の快挙でした。
第4位 ロジャー・フェデラー ハンブルグ2002、vsサフィン
1999にプロ転向したフェデラーは、世界のトップになれると期待されるも、なかなか突き抜けた結果を残せずにいました。しかし2002年ついにマスターズ初制覇。ハンブルクでマラト・サフィンを下し自身初のビッグタイトルを掴みました。これをきっかけにその後大躍進し、2003年にウィンブルドンでグランドスラム初優勝。2004年には11大会優勝、74勝6敗・勝率9割2分5厘を記録するなど、テニス界を席巻しました。
第3位 ノバク・ジョコビッチ マイアミ2007、vsナダル
2003年16歳でプロ入りしたジョコビッチは、2006年に初タイトルを獲得して名を挙げます。そして2007年に大躍進。マイアミではナダルを破って決勝に進出すると、フェデラーを下して勝ち上がって来たカナスを破ってマスターズ初優勝。8月のロジャーズカップでは、準々決勝で世界3位のロディック、準決勝で同2位のナダル、決勝で同1位のフェデラーとトップ3を立て続けに破り、マスターズ2勝目。全米オープンでも初のグランドスラム準優勝を遂げ、世界ランク3位まで上昇しました。
第2位 アンディ・マレー シンシナティ2006、vsフェデラー
2005年からプロ選手として本格的な活動を始めたマレーは、2006年2月、SAPオープン決勝でヒューイットを破り18歳でツアー初優勝すると、ウィンブルドンでは4回戦に進出し、頭角を現します。そして8月のシンシナティで、当時世界ランク1位で絶対王者のフェデラーを破る大金星。2006年シーズンに、ナダル以外でフェデラーから勝利をあげた唯一の選手となりました。
第1位 ラファエル・ナダル ハンブルグ2003、vsモヤ
8歳の時にスペインの12歳以下の大会で優勝したナダルは、2001年15歳でプロ入り。2003年には、4月にモンテカルロで前年度の全仏優勝者だったコスタ、そして5月にはハンブルグで当時世界5位だったモヤを下し、世界に名を知られるようになりました。2003年4月、16歳10か月で世界ランク100位入り。2003年8月、17歳2か月で世界ランク50位入りと、徐々に階段を上っていき、2005年のクレーコートで大躍進。一気にクレーキングにまで上り詰めました。
それでは、「ブレークスルーの瞬間TOP10!」の動画をご覧ください!
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