ティーム＆シュワルツマン、２０２０年名場面集！

今回も前回に引き続き、２０２０年に活躍した選手達の名場面集をお送りします。今日は、世界ランク３位のドミニク・ティームと同９位のディエゴ・シュワルツマンのハイライトです。

まずはティームのプロフィール＆２０２０年の成績です。

【国籍】オーストリア　【居住地】オーストリア・リヒテンヴェルト　【生年月日】１９９３年９月３日　２７歳　【身長 / 体重】１８５cm / ８２kg　【プロ転向年】２０１１年　ツアー通算１７勝

【２０２０年成績】　２５勝９敗　　【獲得タイトル】　１　（全米オープン）

年始の全豪オープンでは、準々決勝でナダル、準決勝でズベレフを破って初のグランドスラム決勝進出。決勝ではジョコビッチに対しセットカウント２-１からフルセットの末逆転負けを喫するも準優勝を果たします。ツアー再開後、全米オープンでも準決勝で難敵メドヴェデフをストレートで破り、グランドスラム２大会連続決勝進出。ズベレフとの決勝では、２セットダウンから驚異の粘りを見せて追いつくと、タイブレークまでもつれ込んだファイナルセットをものにして大逆転勝利。初のグランドスラム制覇を果たしました。全米オープンにおける２セットダウンからの逆転勝利はゴンザレス以来７１年ぶり、オーストリア人のグランドスラム制覇は、トーマス・ムスター以来２５年ぶりの快挙となりました。最終戦ＡＴＰファイナルズでも昨年覇者チチパス、ビッグ３のナダルとジョコビッチを破って決勝に進出しますが、メドヴェデフに敗れ、２年連続の準優勝となりました。

続いてシュワルツマンのプロフィール＆２０２０年の成績です。

【国籍】アルゼンチン【居住地】アルゼンチン・ブエノスアイレス　【生年月日】１９９２年８月１６日　２８歳　【身長 / 体重】１７０cm / ６４kg　【プロ転向年】２０１０年　ツアー通算３勝

【２０２０年成績】　２５勝１６敗　　【獲得タイトル】　０

年始の全豪オープンは４回戦進出。続くコルドバ・オープンでは準優勝。ツアー再開後、ＢＮＬイタリア国際では準々決勝でクレーキング・ナダルを破るなど快進撃を見せ、ＡＴＰ１０００初の決勝進出。決勝ではジョコビッチに敗れるも準優勝。続く全仏オープンでも好調ぶりを発揮し、すべてストレート勝利でベスト８入り。そして準々決勝ではティーム相手に５時間８分にわたる激戦を制してグランドスラム初のベスト４進出。準決勝でナダルに敗れ決勝進出とはなりませんでしたが、大会後のランキングで８位となり世界ランクトップ１０入り。最終戦ＡＴＰファイナルズにも初出場を果たしました。

男子プロテニス界では最小クラスだが、背の低さについて「子供の頃から常に他の選手より小さく、それでも結構勝てていたので、不利だと考えることは特になかった。別の武器を磨くことで、他の選手より強くなろうとしていた。」と語っています。テニス界での親友はドミニク・ティームで、ダブルスを組んで大会に出場したこともあります。名前の由来は先日他界した祖国のスーパースター、ディエゴ・マラドーナからとったものだそうです。

それでは、ティームとシュワルツマンの２０２０年ハイライト映像をご覧ください！