
【お父さんのための】指導者と選手の関係性の変化とは!?
「お父さんの為のテニス教室」の佐藤です。
先日、ある親子が練習見学に来てくれました。
そのジュニア選手は
今、テニスをしていません。
その原因が「指導者との関係」だそうです。
ちょっとギクシャクしている関係の時なり、
テニスから距離を取っている間に
戻れなくなったみたいです。
その指導者と
選手の関係修復に母親も協力しましたが
指導者と選手の二人の受け止め方が大きく違い、
現状に至るそうです。
話を聞き、私が感じた印象は
「依存」を強く感じました。
特に女子選手が
指導者に依存するパターンが多くあります。
今回、そのことについて
私の考えを述べたいと思います。
よく「ジュニア選手育成」という言葉があります。
「育成」なので
指導者が教え伝える立場になり、
教わる側のジュニア選手は
多くの経験・知識を持つ指導者を尊敬します。
そして、テニスに興味を持つようになり、
より多くの事を吸収することで選手として成長します。
その成長過程で重要なのが
指導者とジュニア選手の関係性の変化だと思います。
その変化とは「尊敬と尊重」です。
特に指導者が選手を「尊重」する必要があります。
※尊重:尊いものとして重んずること
私が意識しているのは成長期・思春期に
今までの関係から徐々にジュニア選手を「尊重」します。
では、どんな部分を「尊重」するのか?
その第一歩として
「目標設定」だと考えています。
指導者が「全国だ!!世界だ!!」と言うのを
受け入れるのではなく、
自分で目標を設定できるか?
それが明確に道筋立てれるか?です。
テニス経験が積み重なれると、、、
・県大会でベスト●になれば、地域大会に出れる。
・地域大会でベスト●になれば、全国大会に出れる。
・どの大会に勝てば、どの全国大会に出場できるか?
・自分のテニスの長所、短所に気付く。
etc.
その経験と知識を自分で整理することで
自分に合った「目標設定」が出来るはずです。
その目標を指導者が受け入れることが
「尊重」の第一歩だと考えています。
今回の「依存」の原因は
「尊敬と尊重」のバランスが崩れたのでしょう。
それは親子関係でも同じことではないでしょうか?
この内容がお父さんお母さんの参考になれば幸いです。