
テニスをヤメたいと言い出したら・・・。
「お父さんの為のテニス教室」の佐藤です。
お子さんが「テニスに飽きてきた」
という雰囲気はないですか?
私は4・5月から
テニスを始めた子どもたちの練習に
ちょっとした工夫をしながら指導しています。
それは「スグやめる」ことです。
・疲れたら休憩する。
・飽きたら練習を変える。
・一つの事をやり遂げようとしない。
どうしてそうしているのかと言うと、
根性論だけで子どもをジャッジしないためです。
「始めたことを最後までやり遂げろ!!」
「最後までがんばれ!!」
「あきらめるな!!」
など、「何が何でも出来るまで頑張れ」発言
になってしまうと
子どもを1つの「枠」で
くくってしまうような怖さを感じます。
・途中で辞める人はダメな人。
・いつまで経ってもデキない人はダメな人。
・課題を乗り越えた人はデキる人。
・最後までやり遂げる人はデキる人。
と結論を出してしまい、
その考えにそぐわない子どもを
「ダメ」と一括りにしてしまうのは
ナンセンスだと考えています。
「あきらめない」
それも大切なことですが、
私はそれと同じくらい
「スグやめる」ことが必要だと考えています。
なぜなら人には
「デキること」と「デキないこと」が
必ずあるからです。
子どもたちには
「デキないことをデキるようにする」
という時期だけでなく
「一つの事をやり遂げることより
デキることを探す。」
という時期も必要です。
根性論だけで考えると
「スグやめる」という言葉は
マイナスのイメージがあります。
しかし、「スグやめる」ことで
新しいことにチャレンジできます。
もちろん失敗もありますが
その経験を次に活かせばいいのです。
そして、うまくいく兆しを見つけたら、
そこを最大限に伸ばしていく。
この繰り返しを続けることが
「あきらめない」で「挑戦を続ける」ことができ
「始めたことを最後までやり遂げる」
ようになるのではないでしょうか?
そんな視点を持つことで
私は子ども達と柔軟に対応できるように
なったと思います。
もし、「テニスに飽きた」と
お子さんが言い出したのなら、
「自分で決めたことを簡単にヤメるな!!」
と言うのではなく、
「じゃ、少し休んでみたら・・・」
くらいでいいのではないでしょうか。
この内容がお父さんお母さんの参考になれば幸いです。