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ジョコビッチ、右脇腹負傷もベスト16入り!

テニスの全豪オープン(メルボルン/ハード)は12日、男子シングルス3回戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチが第27シードのT・フリッツを7-6,6-4,3-6, 4-6, 6-2のフルセットで破り、4年連続14度目のベスト16進出を果たしましたが、右の脇腹を負傷し、試合後には「確実に重大なケガ」と明かしました。

この試合、ジョコビッチは第1・第2セットを連取したものの、第3セットの途中でメディカル・タイムアウトを取って右脇腹付近を治療した後失速。セットカウント2-2に追いつかれました。

しかし、第4セットの途中で、ビクトリア州が5日間のロックダウンを行うことにより観客が退場。

無観客状態になった後、再び息を吹き返し、フルセットで辛くも逃げ切りました。

ジョコビッチは試合後、「これまでで最も不思議な試合の1つだった。試合の途中で観客が会場から出ていったり、負傷してしまったり、色んなことが起きた。今までに経験したことがなかった。」と語りました。

右脇腹については「全てが上手くいっていたが、第3セットの序盤でリターンの時に素早く体を回転させたら何かが起きた。筋肉が切れたような感じだった。かなり痛みがあったが、メディカル・タイムアウトを取って薬を服用し、ファイナルセットの始めあたりで効いてきた。それまではサービスに頼るだけだった。」と語りました。

続けて「どうやって勝ったか自分でも分からない。勝利についてはとても誇りに思うが、同時に悲しいし不安だ。」と複雑な心境を述べました。

その他の上位シードでは、第3シードのD・ティームが世界ランク47位のN・キリオスに2セットダウンと追い込まれながらも、4-6, 4-6, 6-3, 6-4, 6-4の大逆転で勝利を掴み取り、辛くもベスト16進出を決めました。

敗れたキリオスは試合後「素晴らしい雰囲気だった。ロックダウンのアナウンスもあり、コートでのエネルギーは特別だった。自分自身を誇りに思う。13カ月も公式戦から離れていて、あのレベルを発揮できた。世界のトップ選手の1人と接戦を演じることができた。」充実感を感じている様子でした。

そして、第4シードのD・メドベージェフは、第28シードのF・クライノビッチを6-3, 6-3, 4-6, 4-6, 6-0のフルセットで辛くも破り、3年連続3度目のベスト16進出を果たしました。

試合途中でメドベージェフの怒り狂う姿を見て退席したコーチのジル・セルヴァラ氏について「彼はコーチとして、あの行動が最適だと判断した。彼が考えていたことは分からないけれど、少なくとも私が勝てると信じていたことは間違いない。席を離れるのは数年に1度くらいあることだが、今日はそれが助けになった。私達の関係には全く問題はない。」と語りました。

それでは、この3試合のハイライト映像をご覧ください!

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