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大坂、マッチポイントを凌いで逆転勝ち

テニスの全豪オープン(メルボルン/ハード)は14日、女子シングルス4回戦が行われ、第3シードの大坂なおみが前年の同大会で準優勝を飾った元世界ランク1位で第14シードのG・ムグルサを4-6,6-4,7-5の逆転で破り、2019年以来2年ぶり2度目のベスト8進出を果たしました。

第1セット、大坂はムグルサのダウンザラインショットに苦戦を強いられ先取されます。

続く第2セットも第1ゲームでいきなりブレークを許す苦しい展開に。

しかし、メンタル面での成長を見せる大坂は、そんな中でも徐々にリズムを取り戻し、その後2度のブレークに成功。息を吹き返して第2セットを奪い返します。

そして運命のファイナルセット。

このセットも大坂は先にブレークを許し主導権を取られ、第9ゲームではムグルサに2本のマッチポイントを握られる大ピンチを迎えます。しかし驚異の粘りでこれをしのぐと流れを引き寄せ、土壇場の第10ゲームでブレークバックに成功。

勢いづいた大坂がそこから3ゲーム連取し、1時間55分で大逆転勝利をおさめました。

試合後のオンコートインタビューで大坂は「ムグルサは好調だから、今日は少し恐れていた。」と試合前の心境を明かしました。

また、試合後の会見では「ムグルサとは対戦したことがなかったので、どう予想していいか分からなかったが、この試合がタフなものになることだけは分かっていた。試合を通して考え過ぎてしまったり、イライラした瞬間もあったが、フラストレーションを表に出したら、その後落ち着いて集中したプレーができるようになっていった。」とメンタル面について語りました。

作戦面のついては、「コーチが試合前に情報をくれていた。序盤はあまりはまっていなかったが、試合が競るにつれ、その情報が役に立っていったと思う。」と明かしていました。

一方、敗れたムグルサは「全体的にとてもいい試合だった。すごいポイントもたくさんあった。リードしていたしマッチポイントもあったから負けたのは残念。でも、コートを去る時は良い気分だった。大会を通しても良いものだと感じていた。」と語りました。

2019年以来2年ぶり2度目の大会制覇を狙う大坂は準々決勝で世界ランク71位のシェ・シュウェイと対戦します。

対戦成績は大坂の4勝1敗ではありますが、「シュウェイとの対戦は、あまり楽しみではない。彼女と対戦するときは毎回フルセットで長い試合になる。」と警戒している様子でした。

それでは、大坂vsムグルサ戦のハイライト映像をご覧ください!

第2シードのS・ハレプが、昨年の全仏オープン4回戦の雪辱を果たした試合。vs第15シードのI・シフィオンテク戦のハイライトもどうぞ!

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