
ナダルまさかの逆転負け!メドベージェフは快勝
テニスの全豪オープン(メルボルン/ハード)は17日、男子シングルス準々決勝2試合が行われました。
まず第1試合では、第4シードのD・メドベージェフが第7シードのA・ルブレフを7-5, 6-3, 6-2のストレートで破り、全豪では初のベスト4進出を果たしました。
過去3戦3勝とはいえ、昨年から実力を上げ、現在マッチ9連勝中と絶好調のルブレフ。
拮抗した試合が期待されましたが、予想を覆したメドベージェフが今回もルブレフを圧倒。巧みな配球によりルブレフ得意のフォアハンドを封じ込めて試合を優位に進め、またもストレート勝利。
ルブレフに対し1セットも落とすことなく4連勝を決めました。これでメドベージェフはマッチ19連勝、トップ10選手を相手に11連勝となりました。
そして第2試合では、第2シードのR・ナダルが第5シードのS・チチパスに6-3, 6-2, 6-7, 4-6, 5-7の大逆転で敗れ、2年ぶり7度目のベスト4進出とはなりませんでした。
ナダルはチチパスに対し過去6勝1敗と大きく上回っており、しかも2セットアップからの逆転負けという事で、衝撃が走りました。
ナダルが2セットアップから敗れるのは、2005年マイアミでのフェデラー戦(当時マスターズ大会決勝は5セットマッチ)、2015年全米オープンでのフォニーニ戦以来、キャリアで3度目のこととなりました。
ナダルは試合後「私はどんな時でも、正しい態度で全力を尽くす。それが苦しい状況であっても。試合を通してポジティブでいるように努めている。今日は足りないものがあっただけ。チチパスが本当によくやっていた。大切なポイントでは彼が私を上回った。今日はチチパスを祝福する。敗戦も私のキャリアの一部分で、受け入れて前に進む。それが人生。家に帰り、上達するために練習する。」と語りました。
一方勝ったチチパスは「ラファのように尊敬するトップ選手との対戦は特別。こんな気持ちはこれまで感じたことがなかった。チームに歩み寄り、興奮と結束の瞬間を共有できた。これまで夢に見てきた全てだった。今自分がいる現実に喜びを感じている。」とインタビューに応えました。
それでは、準々決勝2試合のハイライト映像をご覧ください!