大坂なおみ、快勝で２度目の全豪タイトル獲得

テニスの全豪オープン（メルボルン/ハード）は２０日、女子シングルス決勝が行われ、第３シードの大坂なおみが第２２シードのＪ・ブレイディを６－４，６－３のストレートで破り、２０１９年以来２年ぶり２度目の優勝を飾りました。

決勝戦、大坂は６本のサービスエースを決めるなど安定感のあるサービスゲームを展開し、逆にリターンゲームでは４度のブレークに成功。１時間１７分で、昨年の全米オープンに続き、４回目のグランドスラムタイトルを獲得しました。

大坂は試合直後の優勝スピーチで、「ファンの皆さん、会場に足を運んでくれて本当にありがとう。素晴らしい雰囲気でたくさんのエネルギーをもらうことができました。そしてテニスを楽しんでくれてありがとう。グランドスラムの決勝で勝つことができるのは最高の経験。この機会を与えてくれた皆さんに感謝します。また来年会えることを楽しみにしています。」とファンに感謝を伝えました。

そしてチームに対しても「チームの皆にお礼を言いたい。ずっと一緒にやってきた仲間で、隔離を共に乗り越えてきた。家族も私にメッセージを送ってくれた。試合前にも話して気分が落ち着くことができた。この勝利はチーム皆の勝利。」と感謝を述べました。

試合後の会見では「今日の試合は精神的な勝負だったと思う。私たちはお互いに緊張していたと思うけど、私の緊張は凄まじかった。試合前、自分自身に『今日はいいプレーができないかもしれないけど、完璧なプレーをする必要はない』と言い聞かせ、プレッシャーをかけないようにした。この方法が結果的に良い方に転んだ。」とメンタル面について明かしました。

また、今後の目標について聞かれ、「次は５度目の優勝を狙うことになるけど、もし達成できたら、次は７・８・１０を目標にすると思う。」と応えましたが、続けて「私は今を生きるタイプ。自分に期待を押しつけすぎないようにしたい。ランキングも、そんなに気にしていない。ただ、出場する大会で良いプレーをしたいと思っている。」とも語っています。

大坂はこの勝利により、２２日付の世界ランキングでＳ・ハレプを抜いて２位に浮上することが決まっています。

それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください！

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