
錦織、1年8ヵ月ぶりのベスト8進出
男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(ロッテルダム/インドアハード/ATP500)は2日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク45位の錦織圭が同23位のA・デミノーを6-3,2-6,7-5のフルセットで破り、2019年のウィンブルドン以来 約1年8カ月ぶりにATPツアーベスト8進出を果たしました。
セットオールで迎えたファイナルセットは、第2ゲームで先にブレークに成功した錦織が優位に展開しましたが、サービングフォーマッチだった第9ゲームではマッチポイントを凌がれて土壇場でブレークバックを許し、暗雲が立ち込めます。しかし、ベテランの錦織は焦ることなく、積極的なプレーを見せて第12ゲームでとどめのブレーク。2時間14分の激闘を制し、準々決勝進出を決めました。
錦織は試合後のオンコートインタビューで、「準々決勝へ進めてうれしい。タフな大会で、ここまで勝ち上がれて幸せ。でも止まらずに、次の試合へ向け準備していきたい。」と語りました。
また会見では、「レベルの高い彼らと、ようやく渡り合えるようになってきたので、それが一番ホッとしている。モチベーションにも繋がる。いつものプレーができない期間が続くとメンタル的にも乗れず疲れるので、それを脱出できて嬉しい気分。プレー的にこれがダメというのはなくなってきたので、後はメンタルがしっかりしてくれば、またトップ10に戻れると思う。」と語り、復活の手ごたえを感じている様子でした。
次戦は4強をかけて、世界ランク26位のB・チョリッチと対戦します。
それでは、錦織の2回戦のハイライト映像をご覧ください!
チョリッチの2回戦ハイライトもどうぞ!