
フェデラー、405日ぶりツアー復帰で勝利!錦織は初戦敗退
男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(ドーハ/ハード/ATP250)は10日、シングルス2回戦が行われ、約14カ月ぶりにツアーに帰ってきた第2シードのR・フェデラーが、世界ランク28位のD・エヴァンスを7-6, 3-6, 7-5のフルセットで破り、復帰初戦を白星で飾りました。
昨年1月の全豪オープン後に右膝を2度手術し、405日ぶりの試合だったフェデラーは、2時間24分の熱戦を制した後、「戻ってこられて気分がいい。勝ち負けは特に重視していなかったが、もちろん勝利した方が嬉しい。良い試合だった。」と喜びを語りました。
また、自身のチームに対して「私にとって困難な道で、大きな挑戦だった。この年齢で戻ってくるのは簡単ではない。素晴らしいチームが私を支えてくれ、今日を迎えることができた。最高かつ誠実なチームに大変感謝している。」と語り、ファンに対しても「ファンの前に戻ってプレーできることにとても感謝している。タイブレークでは皆がすごく応援してくれた。これまでより観客が少ないことなんて感じないほど盛り上がっていた。それが私にいい方に働いてくれた。応援してくれた皆にお礼を言いたい。」と感謝を述べました。
今後は、14日開幕の「ATP500 ドバイ」と、24日開幕の「ATP1000マイアミ」に出場しないことが発表されましたが、少し前に「ウィンブルドンまでに100%の状態にしたい」と語っており、ウィンブルドンに照準を合わせていると思われます。
そして、同時期に開催されているオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ/インドアハード/ATP250)では9日、シングルス1回戦が行われ、第6シードの錦織圭は世界ランク93位のPH・エルベールに1-6,4-6のストレートで敗れ、初戦敗退となってしまいました。
試合後の会見で錦織は、「1セット目は彼のプレーぶりが素晴らしかった。全体的にもっとリターンが入ってくれれば良かったけど、今日は全く入らなかった。それが1番の敗因だったと思う。今日のテニスは満足のいかないプレーだった。試合が進むにつれて調子が上がって来ることもあるが、今日はそうならなかった。まだまだプレーが安定していない自覚はあるが、先週のプレーが凄く良かったので、そういう意味ではあまり嬉しくない試合だった。」と語りました。
それでは、フェデラーの復帰戦と錦織の1回戦のハイライト映像をご覧ください!