【お父さんのための】「自立」という言葉の意味を勘違いしていませんか?

「お父さんの為のテニス教室」の佐藤です。

先日、ニュース番組で最近の若者について
討論する番組を観ました。

その中で「自立」という言葉が多く飛び交い、
「自立することが大切だ」と訴えていました。

では、「どうやって自立すればいいのだろう???」

結局、その事については答えが見えてきませんでした。

私はこの「自立」という言葉に疑問を持っています。

なぜなら「自立」とは、
『他からの支配や助力を受けずに存在すること』となっています。

もし、その意味を知った上で
子ども達に「自立しろ」というのであれば、

「1人で何でも出来る大人になれ」と
言っているように感じてしまいます。

もしそうだとすると、
「自立すること」を勘違いし、

正しい「自立」の意味を伝えれない
大人がいるということです。

「自立」という言葉がいけないのではなく、
意味を理解しないで、

もしくは理解をしていない人に説明をしないで
「自立」という言葉を使う大人に問題がある。

これは私の持論ですが、
「自立」という言葉を安易に
使ってはいけないと考えています。

なので私のクラブでは「自立」ではなく
「主体性」を大切にすることを伝えています。

「主体」とは、
『自覚や意志に基づいて行動したり作用を他に及ぼしたりするもの』

私たちのクラブでは、、、

仲間と上手く調和し、その中でも
自分の想いや目標を達成するため、

自らの意志と判断で行動する能力が
「主体性」だと伝えています。

少し話が脱線したので戻りたいと思います。

私の解釈ですが
「自立しなさい」という言葉の意味は

「自分で考え、行動する力を身に付けなさい。」と
伝えたいのだと思います。

自分で考えて行動することは
誰でも大事だとわかっているはずです。

でも、それが出来ない子がいる。

その問題の一つが
私たち大人が導いていないことです。

そこで、今日は「考える力」について
私なりの方法をお伝えしたいと思います。

私が指導する中で一番有効だと思うのが
「試合後に練習する」ことです。

試合後は勝っても負けても
問題点が多々あり、

その記憶とイメージが
鮮明に残っています。

そのイメージは
時間と共に薄れていき、

いつの間にか忘れてしまう事が
多くあります。

なので、試合後に疲れていても、
負けて落ち込んでいても

練習コートがあれば
必ず練習するようにしています。

そうすることで、
自分の問題点を分析し、

どうすれば改善出来るのかを
「考える時間」になります。

こうして「考える」という習慣を
私たち大人が導いてあげることで、
「自主性」が身に付いていくのではないでしょうか?

他にも「考える力」を身につける
アイデアはたくさんあります。

次回もいくつかのアイデアを
紹介させていただきます。

この内容がお父さんお母さんの
参考になれば幸いです。

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