
【お父さんのための】試合の敗因は本当に精神面なのか?
「お父さんの為のテニス教室」の佐藤です。
この春、多くの試合を観戦してきました。
そこで今回の試合後の報告で
私が気になった内容を検討したいと思います。
その報告の中で多かったキーワードが
「精神面が弱かったです」という言葉です。
では、どうしたら「精神面」は強くなるの?
「本を読む」という答えがありました。
最近ではヒントになりそうな本が
書店のスポーツコーナーにたくさんあります。
【本のタイトル】
「心を整える」「準備する力」「心で見る」
「夢を力に」「信じる力」「継続する心」etc
私自身も興味があり何冊か読む事があり、
成功しているスポーツ選手の堅実さを感じます。
しかし、そこから「精神面」が強くなるのではなく
モチベーションが上がる内容が多くあります。
そういった本に書いてある
内容の多くが「基本」であり、
その言い回し方が多少違いますが、
似ている内容が多くあります。
※個人的意見です。
その「モチベーションが上がること」と
「精神面が強くなること」を
同じように考えていると、
私は同じ失敗をすると考えています。
では、「精神面を強くする」には
どうしたらいいのか?
今、私が考えるのは
「情報と知識」を蓄えることです。
勝敗の原因を「精神面の弱さ」とするのは
失敗の原因を的確に判断出来ないことだと考えています。
・大事なところでサービスゲームを落とした。
・接戦をモノに出来なかった。
・デュースまで行くけど、ゲームが取れない。
・攻めているのに攻めきれない。
・我慢強く粘っているのに相手に決められる。
など、どうしてそうなってしまったのかが
わからないままのことが多くないでしょうか?
その答えを見つけるには「情報」が必要になります。
・自分はどんなプレーをしていたのか?
・相手はどんなプレーヤーだったのか?
・自分はどんな戦術で相手と戦ったのか?
・相手はどんな戦術で自分と戦ったのか?
こうした「情報」を説明できるようになると
「傾向と対策」が立てられるようになってきます。
そうなれば、必要とする
「技術」や「戦術」が明確になり、
求めるモノのために充実した
練習が取組めるようになります。
また、「技術」「戦術」でも
多くの情報があるので
「知識」として蓄えいれば、
選択肢を増やすことができます。
例えば、、、
バックハンド(両手打ち)のミスが
多かったとしましょう。
「情報」「知識」がなければ、
フォームばかりが気になるでしょう。
ですが、どういった状況でミスをしたのか?
という「情報」があれば対策が立てれます。
場合によっては、
バックハンドのスライスを
多用すればいいかもしれません。
話を戻しますが、、、
どうしたら「精神面」は強くなるのか?
「本を読む」という答えは正解だと思います。
ですが、読むべき本を間違えてはいけません。
多くのジュニア選手に足りないのは「戦術と戦略」です。
プロの技術やプレースタイルをマネするだけでなく、
テニスというゲームへの理解を深めることをお勧めします。
この内容がお父さんお母さんの参考になれば幸いです。