
インディアンウェルズ4強揃う!3選手がATP1000初の4強!トップ16シード総崩れ!
男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ/ハード/ATP1000)は14、15日で男子シングルス準々決勝が行われ、ベスト4が出揃いました。今大会は次々とシード選手が敗退し、ベスト4までにトップ20シードが全て姿を消すという波乱の大会となりました。
まず、4回戦で第1シードのメドベージェフに勝利して勢いに乗る第23シードのG・ディミトロフが、第8シードのH・フルカチュを3-6,6-4,7-6 (7-2)の逆転で破ってベスト4進出を果たすと同時に、ATPマスターズ1000大会通算100勝目を達成しました。約2年ぶりにATP1000大会で4強入りしたディミトロフは、「私は努力と信念を持ち続けたことが結果に繋がっていると思っている。テニスと生活の良いリズムを取り戻し、体の痛みを感じないようにしたい。目が覚めて、体がそこにあると感じることが自信につながる。毎日の生活をとても楽しんでいる。」と充実感を語りました。
次に、第21シードのC・ノリーが第11シードのD・シュワルツマンを6-0,6-2のストレートで、第29シードのN・バシラシヴィリが第2シードのS・チチパスを6-4,2-6,6-4のフルセットでそれぞれ破り、共にATPマスターズ1000大会初のベスト4進出を果たしました。
バシラシヴィリは「多くの時間を費やして努力してきた。本当に良いプレーができている。ストレスを感じる瞬間を乗り越えることができたことが嬉しい。」と語り、「今日は全てが思い通りになった。私にとって非常に大きな勝利だ。」と話したノリーは、次週更新されるATPランキングで、同22位のD・エヴァンスを抜いて、イギリス人男子のトップになることが決定しています。
そして最後に、第31シードのT・フリッツが第3シードのA・ズベレフを4-6,6-3,7-6 (7-3)で破り、こちらもATPマスターズ1000大会初の4強入りを決めました。3回戦で第5シードのM・ベレッティーニに勝利し、「今年も終わりに近づいてきたから、このあたりで大きな結果を出したいと思っている。」と語っていたフリッツ。実際に4回戦で第10シードのJ・シナー、この日はズベレフと、強豪を連破して有言実行の4強入りとなりました。
それでは、この準々決勝の4試合のハイライト映像をご覧ください!
ディミトロフがメドベージェフを破った試合のハイライトもどうぞ!
マレーvsズベレフの3回戦もどうぞ!