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ATP250決勝

シナーとカラツェフがⅤ!ATP250・アントワープ&モスクワ!

男子ツアーの2大会、ベルギーのアントワープとロシアのモスクワで24日、それぞれ決勝戦が行われました。

まず、トップシード対決となったヨーロピアン・オープン(ベルギー/アントワープ/インドアハード)では、第1シードのJ・シナーが第2シードのD・シュワルツマンを6-2, 6-2のストレートで下して優勝し、今季4勝目、そしてツアー通算5勝目を挙げました。

シナーはこの試合、ファーストサーブからのポイント獲得率で91%という高確率を記録し、安定感のあるサービスゲームを展開。シュワルツマンにブレークを許すことなく僅か1時間16分で完勝し、今月のソフィア・オープンに続くタイトルを獲得しました。

この勝利により、20歳のシナーは、キャリア通算5勝を果たした選手として、2007年に当時19歳で5勝に到達したN・ジョコビッチ以来の最年少選手となりました。

シナーは試合後、「この大会では正直、最初のポイントから最後のポイントまでずっといいプレーができた。私は冬になると5mほど雪が積もる場所で育ったから、子供の頃はずっとインドアコートでプレーしていた。だからインドアコートは一番好きなサーフェス。ここでは風も太陽もない。ただ、ボールとコートがあるだけで、快適にプレーできる。」と、好調の理由を語りました。

また、「Nitto ATPファイナルズ」出場も射程圏内に入ってきていることに関して質問され、「もちろん最終戦のことは意識している。考えていないと言ったら嘘になるだろう。でもそれがプレッシャーになったりはしていない。本音を言えば、私はテニスをするのが大好きで、だからこそプレーをしている。トリノには行きたいし試合に勝ちたいしポイントも取りたいけど、もしそうならなかったとしても、私はそれを受け入れる。結果はどうあれ、私はただ自分のプレーをするだけ。」と応えました。

そしてもう一大会、VTBクレムリン・カップ(ロシア/モスクワ/インドアハード)では、第2シードの地元ロシアのA・カラツェフが第6シードのM・チリッチを6-2, 6-4のストレートで下し、ツアー通算2勝目を挙げました。

こちらも、カラツェフがファーストサーブからのポイント獲得率で92%という高確率を叩き出し、安定感のあるサービスゲームを展開。チリッチに1度もブレークを許すことなく、アントワープと全く同じ1時間16分で決着し、今年3月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権に続き優勝を飾りました。

地元Ⅴを果たした28歳のカラツェフは、「夢が叶った。ここでは過去に予選から出場したこともある。そして今年はそのトーナメントで優勝することができた。本当に嬉しい。応援してくれた地元の観客の皆さんにも感謝している。」と喜びを語りました。

それでは、この決勝戦2試合のハイライト映像をご覧ください!

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