
18歳アルカラス快進撃!エルステ・バンク・オープン!
男子テニスツアー10月最終週は、ウィーンとサンクトペテルブルクで、それぞれATP500大会とATP250大会が開催されていますが、ウィーンで行われているエルステ・バンク・オープン(オーストリア/インドアハード)では、超新星・18歳のアルカラスが快進撃を見せています。
日本で言うと高校3年生の年である世界ランク42位のアルカラスは、まず1回戦で同24位のD・エヴァンスを6-4, 6-3のストレートで破り、つい2週間前にインディアンウェルズで逆転負けを喫したA・マレーに、再び挑戦する権利を得ます。
そして迎えた2回戦。今回もアグレッシブなアルカラスが序盤からストローク戦で主導権を握り、第1セットを先取します。一方のマレーも前回と同様、第2セットでは粘りを発揮して抵抗し、次々とブレークポイントを凌ぎます。しかし、前回の反省からかアルカラスは集中を切らさず、マレーに粘られながらも、15度のブレークチャンスから5つをものにし、6-3,6-4のストレートで勝利。2週間前のリベンジを果たしました。
敗れたマレーは、「彼は若いがトッププレーヤーだ。もし彼が今日のようにミスが少なくパワーを持ってプレーしたら、誰にとっても結果は厳しいものになるだろう。」とアルカラスを称えました。一方で、「私は大会の2回戦、3回戦で負け続けるつもりはない。私はもっと良くなるし、1週間後、2週間後、あるいは数カ月後には突破口を開くだろう。」と手ごたえも感じている様子でした。
そして続く準々決勝では、第3シードのM・ベレッティーニを6-1, 6-7(2-7), 7-6(7-5)のフルセットの大熱戦で破り、準決勝進出を決めました。8月の全米オープンでのチチパスに続き、またもトップ10プレーヤーを撃破しました。
アルカラスは試合後、「これまでのツアーで、最高のパフォーマンスの1つだった。私は常にアグレッシブにプレーすることを心がけていて、今日は難しい場面でもそれを実行できた。素晴らしい試合だったから本当に嬉しい。」と喜びを語りました。
準決勝では、第2シードのA・ズベレフと対戦します。
それでは、アルカラスの1回戦~3回戦、3試合のハイライト映像をご覧ください!