
ウィーンとサンクトペテルブルクでファイナリスト決定! アルカラスの快進撃止まる!
男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン/インドアハード/ATP500)は30日、準決勝が行われ、第2シードのA・ズベレフが世界ランク42位で快進撃を見せていた18歳のC・アルカラスを6-3,6-3のストレートで破り、決勝進出を果たしました。
勢いのある若手の挑戦を受けたズベレフは、安定感のあるサービスゲームと攻守のバランスがとれたストローク戦で主導権を取って横綱相撲をみせ、アルカラスに一度もブレークを許さず、自身は3度のブレークに成功。僅か1時間8分で完勝しました。
ズベレフは試合後、「明日も勝てると嬉しい。振り返ってみると、オリンピック準決勝でノヴァークに勝てたことで、どんな大会でも勝てる、と信じることができるようになったと思う。」と、良いプレーをしている自身を分析しました。
そしてもう1つの準決勝では、予選から出場している世界ランク49位のF・ティアフォーが、第7シードのJ・シナーを3-6,7-5,6-2の逆転で破り、今季初のツアー決勝進出を果たしました。
随所にスーパープレーを見せたティアフォーは試合後、「観客を巻き込んで楽しもうと思っていた。観客を巻き込む方法は知っているし、ジョークを言ったりして、信じられないようなプレーを決めることができた。観客の皆さんのおかげで実際に思うようになった。」と感謝を述べました。
また、同時期に開催されているサンクトペテルブルク・オープン(ロシア/サンクトペテルブルク/インドアハード/ATP250)でも30日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク35位のM・チリッチが、予選から出場した同69位のB・ファン・デ・ザンスフルプを6-3,6-3のストレートで破り、2011年以来10年ぶり2度目の決勝進出を果たしました。
決勝では、世界ランク53位のJ・シュトルフを逆転で下して勝ち上がった、第5シードのT・フリッツと対戦します。
それでは、この2大会の準決勝ハイライト映像をご覧ください!