
五輪、全米に続いてファイナルズでも準決勝で激突!ジョコビッチvsズベレフ!
男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ/インドアハード)は大会7日目の20日、シングルス準決勝2試合が行われました。
まず第1試合は、第2シードのD・メドベージェフが上位シードの貫録を見せ、第8シードのC・ルードを6-4, 6-2のストレートで破って、2年連続の決勝進出を果たしました。
メドベージェフは試合後、「全ての試合が素晴らしいレベルだったと思う。異なる相手で異なるプレースタイルだった。全ての試合が簡単ではなかった。でも全ての試合に勝つことができた。明日も楽しみにしている。」と語りました。
そして、東京オリンピック準決勝、全米オープン準決勝に続き、このファイナルズでも準決勝での対戦となった注目の第2試合は、第3シードのA・ズベレフが第1シードのN・ジョコビッチを7-6 (7-4), 4-6, 6-3のフルセットで破り、2018年に優勝して以来、2度目の決勝進出を決めました。
ズベレフは試合後、「今年、彼以外の人とコート上でこんなに多くの時間を過ごしたことはない。私はこの勝利に満足しているし、ここで決勝に進出できたこと、そして明日に向けて最高のチャンスを得られたことにとても満足している。」と喜びを語り、また、決勝に向けては「グループステージではファイナルセットのタイブレーク6-8で負けてしまったがいい試合だった。次の試合も素晴らしいものになると思う。とにかく楽しみにしている。ここには最高の選手しかいない、この大会で勝つには本当に多くのことが必要だ。」と意気込みを述べました。
一方敗れたジョコビッチは、「タフな試合だったが楽しかった。もちろん、互いに勝ちたいと思ってはいるが、勝ち負けよりも大切なのはお互いへの尊敬と感謝の気持ちだ。それは、私がサーシャに対して常に持っているもの。本当に感謝している。彼は素晴らしいテニスプレーヤーで、もうすぐグランドスラムのチャンピオンになると思う。」とズベレフを称賛しました。
また、「サーシャはコートの外でも友人。とても仲がいい。ライバルでもあるし、大きな舞台であれだけ対戦していれば親しくなるのは簡単ではない。でも、私達は人生や様々なことについてよく話をする。自分の経験を彼と共有できるのは嬉しいこと。私達は素晴らしい関係を築いていると思う。」とプライベートについても語りました。
それでは、準決勝2試合のハイライト映像をご覧ください!
今大会出場選手8人による「ATPファイナルズ歴代優勝者当てクイズ」の模様もどうぞ!