
直接対決5連勝中のメドベージェフかズベレフのリベンジか!?ATPファイナルズ決勝!
男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ/インドアハード)は大会最終日の21日、シングルス決勝戦が行われ、第3シードのA・ズベレフが第2シードのD・メドベージェフを6-4, 6-4のストレートで破って、予選ラウンドロビンのリベンジを果たし、3年ぶり2度目の優勝を飾りました。
決勝戦、ズベレフはファーストサーブからのポイント獲得率で89%の高確率を叩き出し、安定感のあるサービスゲームでメドベージェフにブレークのチャンスを与えず、逆に自身は各セット序盤で1度づつブレークに成功し、1時間15分で完勝を果たしました。
世界1位のジョコビッチと2位のメドベージェフを連破したズベレフは、世界ランキングの上位2選手に準決勝と決勝で勝利を収めた大会史上4人目となりました(1982年のI・レンドル、1989年のS・エドバーグ、1990年A・アガシ)。
ズベレフは試合後、「ファイナルズで優勝することができてとても嬉しい。決勝の相手は5回連続で負けていたメドベージェフだったから、最高のプレーをしなければならなかった。特別なことなので今はとても感激している。ここで勝つこと以上にシーズンを締めくくる良い方法はない。信じられないくらい幸せだし、もうすでに来年を楽しみにしている。」と喜びを語りました。
また、そしてあと一歩まで迫っているグランドスラム大会制覇と世界ランク1位の座については、はっきり明言はしなかったものの、「私はほぼ全てのレベルで成功しているけど、まだ足りないものもある。来年はそれを実現したい。」と語りました。
一方敗れたメドベージェフは、「確実に何かが足りなかった。答えはよくわからないが、違いは感じた。素晴らしいプレーヤーであるズベレフに対しては十分なサービスゲームではなく、2回もブレークされてしまった。色々なことを話せるけど、今日はサーブが鍵で、彼のほうが確実に良かった。」と試合を振り返りました。
また、「彼はどんな相手にも勝てる素晴らしい選手だから、間違いなくグランドスラムを制覇できるだろう。」とズベレフを称賛しました。
それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください!
ダブルス決勝、第3シードのPH・エルベール/ N・マウー組vs第2シードのR・ラム/ J・ソールズベリー組のハイライトもどうぞ!