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デビスカップ決勝

15年ぶり3度目の優勝!デビスカップ決勝!

国別対抗戦のデビスカップ by Rakuten ファイナルズ2021(スペイン/オーストリア/イタリア共同開催)は5日、決勝戦が行われ、ロシアテニス連盟がクロアチアを2勝0敗で破り、2006年大会以来15年ぶり3度目の優勝を飾りました。

まず第1試合では、世界ランク5位のA・ルブレフが同279位のB・ゴジョと対戦。ゴジョはランキング200位台にも関わらず、今大会では、同27位のR・ソネゴ(イタリア)、同33位のD・ラヨビッチ(セルビア)を下すなど3戦3勝の大活躍で、クロアチア躍進の原動力となっていました。この試合もトップ10プレーヤーであるルブレフを、15本のサービスエースを決めるなど苦しめます。

しかし、ストローク力で上回るルブレフは、打ち合いで主導権を取り、第7ゲームをブレークして奪ったリードをそのまま保ち、第1セットを先取します。第2セットでもルブレフが優位に立ちますが、279位とは思えないプレーぶりを見せるゴジョが5度のブレークポイントをすべて凌いで何とかタイブレークに持ち込みます。しかし、このセットのアンフォーストエラーがわずか4だったルブレフが、落ち着いたプレーでこれを制し、6-4、7-6(5)のストレートでゴジョを退けました。

これで優勝に王手をかけたロシアは、第2試合でエースのメドベージェフが満を持して登場。第1セットではクロアチアのエースであるチリッチも意地を見せ、ピンチを凌いでタイブレークに持ち込みますが、メドベージェフが3度目のセットポイントをモノにして第1セットを先取。これで勢いづいたメドベージェフは第2セット、2度手にしたブレークポイントを2度とも生かしてリードを広げ、7-6(7)、6-2で勝利を確定。シングルス2連勝でロシアテニス連盟が優勝を決めました。

今大会5試合全てでストレート勝利し、15年ぶり3度目の優勝に大きく貢献したメドベージェフは、「自分よりもチーム皆のために嬉しい。私達は素晴らしいチームで、居心地がとても良かった。そんなチームの一員として、必要なポイントをもたらせて良かった。私のキャリアの中で最も素晴らしい2週間だった。本当に幸せだ。」と喜びを語りました。

これでメドベージェフの今季の成績は63勝13敗となり、今季の最多勝利を記録。そして、フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレーのビッグ4以外の選手が世界ランク2位となるのは2004年のA・ロディック氏以来17年ぶりのこととなりました。

ちなみに、ロシアテニス連盟は先月行われた女子の国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ(旧フェドカップ)」も制しており、同じ年に一つの国が両大会を制するのは2012年のチェコ以来の快挙となりました。

それでは、デビスカップ決勝、シングルス2試合のハイライト映像をご覧ください!







 

 

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