
ナダルが6年連続の8強入り!ズベレフはまさかの敗退!全豪オープン!
テニスの全豪オープン(メルボルン/ハード)は23日、男子シングルス4回戦が行われ、第6シードのR・ナダルが、第10シードのH・フルカチュと第18シードのA・カラツェフを破るなど今大会絶好調だったA・マナリノを7-6 (16-14),6-2,6-2のストレートで破り、6年連続14度目のベスト8進出を果たしました。
この試合のハイライトは第1セット。互いにブレークがないままタイブレークに突入すると、一進一退の攻防が続き、なんとタイブレークだけで27分を要する凄まじいセットになりました。最後はネットに出てきたマナリノがボレーをミスし第1セット終了。ナダルが先取しました。第1セットの心身の疲れもあったか、マナリノが第2セット以降やや失速。約1時間25分を要した第1セットに比べ、第2セットと第3セットで要した時間は約1時間15分でした。
ナダルは試合後、「クレイジーな試合だった。第1セットはどちらに転んでもおかしくない戦いだった。彼が素晴らしいプレーをしていたからだ。非常に高いレベルでプレーしていた。ボールはとても速く、サーブも読みにくく、コートも広く、コントロールするのがとても難しかった。彼はコート上で相手に不快な思いをさせることができる選手だ。彼のゲームスタイルがそうさせるのだろう。」とマナリノを称賛しました。
その他の試合では、優勝候補で第3シードのA・ズベレフが、第14シードのD・シャポバロフに3-6,6-7 (5-7),3-6のストレートで敗れる波乱が起こりました。第2セット第1ゲームでブレークされてラケットを数度叩きつけて破壊するなど精彩を欠き、3年連続3度目のベスト8進出を逃しました。
ズベレフは試合後の会見で、「正直なところ、今日の試合でポジティブなところはほとんどない。去年のウィンブルドン以降、最悪の試合の1つかもしれない。ただ、デニスは素晴らしかった。準々決勝進出に値するプレーだったと思う。彼はハードワークして試合を改善してきた。私は優勝したり、世界1位になりたいと思ってここに来た。だが、今日のようなプレーをしたらその資格はない。」と肩を落としました。
そして、これらの試合以外にも24日までに4回戦が終了し、ベスト8が出揃いました。
準々決勝のカードは次のようになっています。
ナダル(6)vsシャポバロフ(14) モンフィス(17)vsベレッティーニ(7)
シナー(11)vsチチパス(4) オジェアリアシム(9)vsメドベージェフ(2)
それでは、ナダルvsマナリノとシャポバロフvsズベレフのハイライト映像をご覧ください!
その他の4回戦の中からピックアップした3試合もどうぞ!
【モンフィスvsケクマノビッチ】
【オジェアリアシムvsチリッチ】
【シナーvsデミノー】