
キリオス/コキナキス組が全豪オープンダブルス制覇!女子はバーティが優勝!
テニスの全豪オープン(メルボルン/ハード)は29日、男子ダブルス決勝戦が行われ、N・キリオス/ T・コキナキス組がM・エブデン/ M・パーセル組を7-5, 6-4のストレートで破り、1997年のM・ウッドフォード/ T・ウッドブリッジ組以来25年ぶりとなる、オーストラリア人同士のペアによる優勝を果たしました。
第1セット、出だしから互角の戦いが続きますが、勝負所の第11ゲームでキリオス/コキナキス組がブレークに成功。第1セットを先取します。勢いに乗ったキリオス/コキナキス組は、第2セットでは中盤第7ゲームでブレークして優位に立ち、そのままリードを守ってグランドスラムタイトルを掴みました。
オーストラリア人ペア同士の決勝戦は、1980年以来42年ぶりのことで、また、男子ダブルスにおいて、ワイルドカード(主催者推薦)で出場したペアが優勝するのは史上初のことでした。
試合後キリオスは、「私は世界中でいくつかの大きなタイトルを取ってきたし、素晴らしい試合もしてきた。しかし、今回の優勝は私にとってナンバー1だ。この1週間は、ずっと勝ち抜いてきたが、それを当たり前だとは全く思っていなかった。だからこそ毎回毎回勝利に浸っていた。本当に素晴らしい。他の誰とも組みたくないと言ったのは本心だし、本当に特別な大会だった。」と喜びを語りました。
一方のコキナキスは、「もし、ダブルスのプレーヤーが私達のようなプレーをしようとすれば、うまくいかないと思う。そして、私達がダブルスのスペシャリストのプレーをしようとすれば、うまくいかないだろう。私達の戦い方は、どうやれば勝利への1番の近道になるかを考えてのことだった。ダブルスでプレーする方法はたくさんあるけど、私達にとってはハーフコートでシングルスをプレーするようにやるのが1番うまくいくやり方だった。グランドスラムの優勝は、本当に信じられない。」と戦術についても語りました。
そして、同じ日に行われた、女子シングルス決勝では、第1シードで地元オーストラリアのA・バーティが、第27シードのD・コリンズを6-3, 7-6 (7-2)のストレートで破り、初優勝を飾りました。オーストラリア人女性選手が優勝するのは、1978年のC・オニール以来44年ぶりのことでした。
バーティは試合後のオンコートインタビューで、「今日は、コリンズのような素晴らしい選手に対して、絶対にベストなテニスをしなければならないと思っていた。本当に素晴らしい観客の皆さんの声援のお陰で、リラックスでき、最高のテニスができた。オーストラリア人であることをとても誇りに思う。皆さん、本当にありがとう。また来年、会いしましょう。」と感謝を述べました。
それでは、男子ダブルス決勝&女子シングルス決勝のハイライト映像をご覧ください!