
チチパスがシーソーゲームを制して4強入り!ズベレフも大接戦でシナーを退ける!
男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/レッドクレー/ATP1000)は15日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードのS・チチパスが第12シードのD・シュワルツマンを6-2, 6-7 , 6-4のフルセットで破り、2年連続でベスト4進出を決めました。
チチパスは1勝2敗と負け越している苦手のシュワルツマンに対し、この日は序盤からエンジン全開のプレーを見せ、第1セットを簡単に先取すると、第2セットも4-1とリードします。完勝かと思われましたが、シュワルツマンが脅威の粘りを見せて追いつくと、タイブレークを制してセットオールとします。これで勢いづいたシュワルツマンは第3セットも2ブレークアップの4-0に。鮮やかな逆転勝利かと思われましたが、今度はチチパスが息を吹き返し、そこからなんと6ゲーム連取。信じがたいシーソーゲームを制したチチパスが、2時間43分で勝利をたぐり寄せました。
チチパスは試合後、「試合の途中で、自分のやっていることがうまくいかなくなった。第3セットでは彼が大きくリードしていて勢いがあったが、私は諦めることなく、できる限り離されないように努めた。それがうまくいったと思う。」と語りました。
その他の試合では、第2シードのA・ズベレフが第9シードのJ・シナーを5-7, 6-3, 7-6 の大接戦で破り、久々の準決勝進出を果たしました。試合後には、「今年が私にとってどんな年であるかを考えると、とても意味のあることだと思う。接戦では負けてばかりだったから、今回は勝ててよかった。最近は多くの試合で負けていたが、この試合は間違いなく私の助けになるだろう。」とコメントしました。
また、今大会ジョコビッチを破るなど旋風を巻き起こしている世界ランク46位のA・ダビドビッチ フォキナも、第10シードのT・フリッツを2-6, 6-4, 6-3の逆転で破って大会初のベスト4進出を果たしました。準決勝では、マスターズ初の決勝進出をかけて、第11シードのH・フルカチュを6-4, 3-6, 7-6で破った、世界ランク29位のG・ディミトロフと対戦します。
それでは、準々決勝4試合のハイライト映像をご覧ください!