
ダビドビッチフォキナ、モンテカルロでツアー初の決勝進出!
男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/レッドクレー/ATP1000)は16日、シングルス準決勝が行われ、今大会旋風を巻き起こしている世界ランク46位のA・ダビドビッチフォキナが、同29位のG・ディミトロフを6-4, 6-7, 6-3で下し、ツアー初の決勝進出を決めました。
2回戦でジョコビッチを破って勢いに乗る22歳のダビドビッチフォキナでしたが、この試合では窮地に追い込まれます。第1セットは序盤でブレークして42分で先取するも、第2セットはチャンスを逃して逆転で失い、第3セットも0-2とされ第3ゲームもブレークポイントを握られる大ピンチを迎えます。しかし、ここで起死回生のアンダーサーブを見せてこのポイントを凌ぐと、10分以上かかったこのゲームを奪います。これで一気に流れが変わり、第4、第6ゲームでブレークを奪ったダビドビッチフォキナが2時間44分で勝利を掴みました。
ダビドビッチフォキナは試合後、「決勝に進出できてとても嬉しい。夢のようだ。子供の頃からこの日を夢見ていた。第2セットは、チャンスがありながら良いプレーができなかったし、第3セット序盤も上手くいかなかったが、挽回できて良かった。0-2の第3ゲームで、ブレークのピンチを凌げたことが私に力を与えてくれた。決勝戦も楽しんでベストを尽くしたい。」と喜びと意気込みを語りました。
そしてもう1つの準決勝では、第3シードのS・チチパスが第2シードのA・ズベレフを6-4、6-2のストレートで下し、2年連続の決勝進出を果たしました。
過去の対戦成績では、以外にも6勝3敗とダブルスコアでチチパスがリードしていましたが、その成績を表すようにチチパスが軽快にプレーします。特に第2セットではファーストサーブからのポイント獲得率で92%の高確率を叩き出すなど、安定感のあるプレーを見せ、1時間15分で勝利を決めました。
試合後には、「今日はいいテニスができた。自分のレベルに満足している。」とコメントし、また、決勝で対戦するダビドビッチフォキナについて、「彼は非常に調子が良く、いいリズムでプレーしている。以前にも対戦したことがあり、いい選手なのは分かっている。そして彼が以前より成長していることも明らかなので、それを頭の片隅に置き、自分の最高のテニスをしたい。」と語りました。
それでは、準決勝2試合のハイライト映像をご覧ください!