
チチパス、モンテカルロ連覇で今季初優勝!
男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/レッドクレー/ATP1000)は17日、シングルス決勝戦が行われ、第3シードのS・チチパスが世界ランク46位のA・ダビドビッチフォキナを6-3, 7-6(7-3)で下し、今季ツアー初優勝を飾るとともにモンテカルロ2連覇を達成しました。
今季初優勝と大会連覇を狙うチチパスと、ツアー初優勝を目指すダビドビッチフォキナの一戦。第1セット第3ゲームでダビドビッチフォキナが先にブレークに成功するも、直後の第4ゲームでチチパスがブレークバックして流れを掴み、続く第8ゲームでもブレーク。僅か31分でチチパスが先取します。第2セットも勢いのままチチパスがいきなりブレークして勝負ありかと思われましたが、今大会絶好調のダビドビッチフォキナは諦めずに食らいつき、2度のブレークを返し崖っぷちを凌ぎます。しかし、タイブレークではチチパスに5ポイントを連続で献上し万事休す。1時間36分で、ついに力尽きました。
今季初優勝、そしてキャリア通算8勝目を大会連覇で飾ったチチパスは試合後、「一時はうまくいかない時間もあったが、きれいなウィナーを狙うとか、美しいテニスをするとかではなく、すべてのポイントでハードワークをした。私の好きな言葉で言えば、限界を超えようとした。自分のプレーを信じ、ほとんどの場面でそれができたことを誇りに思う。」と満足している様子でした。
また、ダビドビッチフォキナについて、「彼は、いきなり信じられないようなウィナーを打ったり、予測不可能なプレーをしたりする。彼が危険な相手であることは間違いない。今後も、私たちは彼の素晴らしい結果を見ることができるだろう。」と賞賛しました。
一方のダビドビッチフォキナは、「素晴らしい経験だった。毎日が楽しかった。大きな試合にチャレンジし、ジョコビッチやキャリアの絶頂にいる選手達に勝つことができた。たくさんの感情がある。今週はチームと一緒に素晴らしい時間を過ごすことができた。ここモンテカルロで、満員の観客の中でプレーするのは夢のようだった。応援の声も素晴らしかった。」と、敗れたものの、ツアー初の決勝進出、しかもそれがマスターズであったことも影響したのか、充実感が漂っていました。
それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください!
第1シードのR・ラム/ J・ソールズベリー組と第6シードのJ・S・キャバル/ R・ファラ組が対戦したダブルス決勝のハイライトもどうぞ!