
18歳アルカラス、バルセロナ優勝でトップ10入り!
男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/レッドクレー/ATP500)は24日、シングルス決勝戦が行われ、第5シードのC・アルカラスが第8シードのP・カレノブスタを6-3, 6-2のストレートで破り、2月のリオ・オープン(ATP500)、3月のマイアミ・オープン(ATP1000)に続き今季3つ目のタイトルを獲得しました。
前日の23日に準決勝がスタートするも、雨天により2試合とも4ゲーム終了時点で順延が決定。24日に準決勝と決勝のダブルヘッダーが行われることとなりました。
準決勝1つめの試合は、アルカラスが第10シードのA・デミノーとの3時間39分に及ぶ激戦を6-7, 7-6, 6-4で制しました。第2セットはデミノーが5-4のサービングフォーマッチで40-15とダブルマッチポイントを握りましたが、その崖っぷちから生還したアルカラスの大逆転勝利となりました。
また、もう一方はカレノブスタが第6シードのD・シュワルツマンを6-3, 6-4のストレートで破り、決勝では、今回が初顔合わせとなる18歳のアルカラスと30歳のカレノブスタの地元スペイン対決が実現しました。
そしてその決勝では、アルカラスが若さあふれるプレーで、若干疲れが見えるカレノブスタを押さえ込み、1時間7分での快勝劇となりました。
アルカラスは試合後、「とても意味があることだ。この大会は子供の頃から間近で見ていた。この大会でプレーすること、そしてもちろん優勝することをずっと願っていた。スペインの歴史の一員になれて、本当に嬉しい。」と喜びを語りました。
また、25日付で発表された世界ランキングでは順位を2つ上げて9位に浮上し、17年前にR・ナダルが初めて同大会を制覇して以来、トップ10入りを果たした最年少プレーヤーとなったことについて、「18歳でトップ10に入れたことは嬉しいし、アイドルのラファと同じ年齢でそれを達成したことは凄く感動的だ。」と感激している様子でした。
そのナダルは、スペイン対決に沸いた決勝の後、決勝へ進出した同胞の両選手を祝福。ツイッター上で「カルロス、バルセロナでのタイトル獲得おめでとう。また、決勝を戦ったパブロもおめでとう。両者にとって、そしてスペインのテニス界にとって素晴らしい1週間だった。」と綴りました。
それでは、準決勝2試合と決勝戦のハイライト映像をご覧ください!
表彰式の様子もどうぞ!