
世界1位のシフィオンテク、2月のドーハから負けなし!驚異の5大会連続V!
女子テニスのBNLイタリア国際(ローマ/レッドクレー/WTA1000)は15日、シングルス決勝戦が行われ、第1シードで世界ランク1位のI・シフィオンテクが第9シードのO・ジャバーを6-2, 6-2のストレートで破って優勝。2月のドーハ(ハード/WTA1000)、3月のインディアンウェルズ(ハード/WTA1000)とマイアミ(ハード/WTA1000)、4月のシュトゥットガルト(レッドクレー/WTA500)に続き、驚異の5大会連続優勝を成し遂げました。
シフィオンテクはこの5大会連続優勝によって、以下のように数々の記録を打ち立てています。
- 早くも1シーズンでWTA1000のタイトルを4つ獲得。1シーズンで4つ以上の同タイトルを獲得するのは史上2人目で、2013年にS・ウィリアムズが5つのタイトルを獲得している。
- キャリアで8つのタイトルを獲得しているが、全ての決勝戦でストレート勝ちを収めており、決勝戦における連続獲得セット数を16として、記録継続中。
- 2000年以降の大会で5大会以上連続優勝したのは過去4人。2000年のV・ウィリアムズ、2007~2008年のエナン、2013年のS・ウィリアムズに次ぐ記録。
- 史上3番目の若さでローマ2連覇を達成。1974・1975年に優勝したC・エバート、1988・1989年に連覇したG・サバティーニに次ぐ記録。
- ポーランド人選手として、A・ラドワンスカと並び最多タイの5つ目のWTA1000タイトル獲得
- 3月のインディアンウェルズの4回戦以降、唯一失ったセットは4月のシュトゥットガルト準決勝のL・サムソノヴァ戦のみ。直近43セットで獲得したセット数42を記録。
- マッチ28連勝で2000年以降の連勝ランキングで単独4位。記録継続中。
ちなみに2000年以降の連勝記録は以下の通り。
- 1.V・ウィリアムズ 35連勝(2000年)
- 2.S・ウィリアムズ 34連勝(2013年)
- 3.J・エナン 32連勝(2008年)
- 4.シフィオンテク 28連勝(2022年)
- 5.S・ウィリアムズ 27連勝(2015年)
- 6.V・アザレンカ 26連勝(2012年)
- 7.S・ウィリアムズ 25連勝(2014年)
- 8.J・エナン 24連勝(2005年)
- 8.V・ウィリアムズ 24連勝(2002年)
- 9.大坂なおみ 23連勝(2021年)
シフィオンテクはこの3ヶ月を振り返り、「本当に一歩一歩、正しいことに集中してやってきたことが成功につながったと思うので、とても嬉しい。自分の堅実なプレーにとても満足しているし、良いプレーができただけでなく、大会期間中にレベルアップすることができた。自分自身とチームを本当に誇りに思う。」と喜びを語りました。
また、次の全仏オープンについて、「正直なところ、ここでも他の大会でも、これまでと同じようにやっていくつもり。グランドスラムでも次の1試合のことを考えながら、一歩一歩進んでいきたいと思う。」と語りました。
それでは、シフィオンテクが優勝した5大会、それぞれの決勝戦ハイライト映像をご覧ください!