
シフィオンテク、マッチ35連勝で2度目の全仏制覇!
テニスの全仏オープン(パリ/レッドクレー/グランドスラム)は4日、女子シングルス決勝戦が行われ、
第1シードのI・シフィオンテクが第18シードのC・ガウフを6-1, 6-3のストレートで破り、マッチ35連勝で2年ぶり2度目の優勝を飾りました。これで、2月のドーハ大会から破竹の35連勝、驚異の6大会連続優勝を果たしました。
決勝戦、立ち上がり硬さが見えるガウフに対し、シフィオンテクは快調な滑り出しでガウフを圧倒。立て続けにブレークを奪い、第1セットをあっさり奪います。続く第2セットは第1ゲームでガウフがブレークし、流れが変わるかと思われましたが、女王シフィオンテクは0-2から5ゲームを連取してこのセットも圧倒。1時間8分で勝利を決めました。この結果、なんと決勝戦で9大会連続のストレート勝ちとなりました。
シフィオンテクは試合後のオンコートインタビューで、「正直なところ、これまであまり期待しないようにしていたけど、今回はローランギャロスで勝つために一生懸命に取り組んだきた。かなりタフで、プレッシャーも大きかったけど、全てをやり遂げたという感じがしている。いつもここに来るとモチベーションが上がるので、来年もまた来たいと思う。」と明かしました。
一方破れたガウフは、「この数ヶ月、あなた(シフィオンテク)がツアーでやってきたことは本当にすばらしく、あなたは本当に優勝に値すると思う。願わくば、もっと多くのファイナルで対戦して、いつかあなたに勝ちたいと思う。チームの皆、今日は勝てなくてごめんなさい。こんな決勝戦はこれが最後になることを願っている。」と語りました。
また、この決勝戦にはポーランドの英雄、ドイツのバイエルン・ミュンヘンに所属するレバンドフスキが観戦に訪れており、試合後、同胞であるシフィオンテクと握手を交わすと、インスタグラムでは、「なんというマッチ! イガ、おめでとう!!」と投稿していました。
シフィオンテクはレバンドフスキについて、「彼が来てくれたことは素直にうれしい。彼は何年も前から我が国のトップアスリートで、今でも彼が実際に私を見に来たなんて信じられない。彼が(私のテニスを)気に入ってくれたら嬉しい。彼が来ていたことは、知らなかったし、もし知っていたら硬くなっていたと思う。」と語り、感激していました。
シフィオンテクは、上記のようにマッチ35連勝を達成し、2000年以降ではV・ウィリアムズの記録に並び歴代1位となりました。2000年以降の連勝記録ベスト10は次の通りです。
- 1. V・ウィリアムズ 35連勝(2000年)
- 1. I・シフィオンテク 35連勝(2022年)
- 3. S・ウィリアムズ 34連勝(2013年)
- 4. J・エナン 32連勝(2008年)
- 5. S・ウィリアムズ 27連勝(2015年)
- 6. V・アザレンカ 26連勝(2012年)
- 7. S・ウィリアムズ 25連勝(2014年)
- 8. J・エナン 24連勝(2005年)
- 8. V・ウィリアムズ 24連勝(2002年)
- 10. 大坂なおみ 23連勝(2021年)
それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください!
準決勝のハイライトもどうぞ!
【I・シフィオンテク vs D・カサトキナ】
【C・ガウフ vs M・トレヴィサン】