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ナダル、前人未到14度目の全仏制覇! グランドスラム最多優勝記録も22勝に更新!

ナダル、前人未到14度目の全仏制覇! グランドスラム最多優勝記録も22勝に更新!

テニスの全仏オープン(パリ/レッドクレー/グランドスラム)は5日、男子シングルス決勝戦が行われ、第5シードのR・ナダルが第8シードのC・ルードを6-3, 6-3, 6-0のストレートで破り、ローランギャロスで驚異の14度目の優勝を果たしました。

ただでさえ驚異的だった同一グランドスラム大会13度の優勝という自身の記録を更に塗り替えると同時に、これまた自身の持つグランドスラム最多優勝記録も22勝に更新しました。

更に更に、「全仏オープンでマッチ112勝(3敗)」、「1972年に34歳10か月で優勝したA・ヒメノの記録を塗り替える史上最年長優勝=36歳」、「19年連続でクレーコートのタイトルを1つ以上獲得」、「全仏オープンの決勝で14勝0敗(オープン化以降、全仏オープンで7回以上のタイトルを獲得している選手は他にいない)」、「グランドスラム大会の決勝で2番目に少ない失ゲーム数で勝利(最少ゲームはこれも自身の記録で、2008年の全仏オープン決勝、対フェデラー戦で6-1, 6-3, 6-0で勝利)」、など、とてつもない記録をいくつも更新するという、歴史的快挙を成し遂げました。

ナダルは試合後のオンコートインタビューで、「私個人としては、この気持ちを表現するのはとても難しい。36歳の今、自分のキャリアの中で最も重要なコートで、再び競争力を発揮することができるなんて本当に信じられない。チーム、家族、観に来てくれた全ての人たち。私に何年にもわたって携わってくれていることに、本当に感謝している。今年起こっていることは驚くべきことだ。皆がいなければ、間違いなくこのようなことは何一つ達成できなかっただろう。」と感謝を語りました。

また、試合後の会見では「ローランギャロスで14回、グランドスラムで22回優勝するなんて驚かずにはいられない。私は、こんなことを実現できるとは夢にも思っていなかった。正直なところ、自分はそれほど優秀だとは思っていなかった。だから私はただ素直に一歩一歩練習を重ね、常に何かを向上させるという明確な目標を持ち続けてきた。そしてそれはこれからも変わらない。」と謙虚に話しました。

そして足の怪我については、「大会中は足のことは話したくなかった。みんなも知っているはずだけど、大会後に話すと言っていた。自分のテニスに集中したいし、ライバルたちに敬意を払いたいからで、何が起こっているのかをはっきりさせたくなかった。この2週間は、足の神経に注射をしていたため、プレーすることができた。注射のおかげで足の痛みはなくなっていたが、同時に感覚が麻痺するため、足首を曲げたり、ほかの動きをすることはリスクも大きかった。しかし、そのリスクを背負ってでもプレーをしたかった。注射こそが、自分にチャンスを与える唯一の方法だった。私がこの大会をどれだけ重要に考えているかは知ってのとおりだ。」と語り、全仏オープンだからこその決断だったことを明かしました。

一方の敗れたルードは、「長年見てきたように、彼は特にクレーコートでは完璧なプレーヤーだ。他のサーフェスでもすごいけど、クレーコートでは信じられないほど完璧なプレーができる。ボールの重さは他の選手の比ではない。ラファとは昨年のトロントで練習して以来、打ってなくて久しぶりだったから、彼のトップスピンに慣れるのが大変だった。」とナダルを賞賛し、続けて「自分がいいプレーをすれば、上に行けるチャンスがあることがわかった。すべての試合で最高のプレーができたわけではないけど、重要なポイントで良いプレーができた実感がある。2週間、ケガなどもなく長い試合をこなせたことも良い兆候だ。」と手応えを掴んだ様子でした。

それでは、決勝戦のハイライト映像をご覧ください!




ナダル、グランドスラムタイトル22の軌跡、「Rafael Nadal 22 Grand Slam titles」もどうぞ!




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